SD徒然日記

2006年8月  『八坂猫』目次にもどる  前月の日記を読む



2006/08/02 3:09

7月日記、末分書いてます。
トップと8月日記の用意と壁紙張替えだけで果てました…。
トップ、見た目は涼しそうでしょう?
夏、着物を着ていると、それはもう暑いです。
でも、暑い顔をしてはいけないそうです。
SDなら可能ですが、人間さまにはちと難しいです(苦笑)


2006/08/03 2:49

「薔子、ちょっとおいで」

「なあに?ドレスできたの?」

「それはまだ(苦笑)」

「じゃあ、なあに?」

「うん。ウィッグ換えるわ」

「この間、換えたばっかりだよ?」

「着物や浴衣でアップヘアにするにはいいんだけど、
ダウンにして可愛い系のお洋服着せると
なんだか違和感あるしね。
と言うわけで、久々のストレートとまいりましょう。
あんまりロングじゃないけど、LEEKEさんとこの姫カットウィッグね」

「ストレート、ものすごーく、久しぶりよね」

「おおっ!お人形さんだ〜(爆)」

「薔子は人形だろ…」


おまえもな(笑)

そんなわけで、正しいお人形遊びをしております。
お着替えとかお着替えとかお着替えとか(笑)

先日のMythの戦利品に。
通販ドレスに。
オクの素敵ドレスに。

「…待て。Mythはともかく、他はなんだ?」

「禁欲生活の反動というか…」

「解禁されたわけじゃねーだろっ」

「まあ、ご縁があったということで(汗)」

「あたしは幸せ♪
あずみさん、もっとないの?」


「さすがに薔子ちゃん、それは無理(苦笑)」


着物屋さんで、「出会いは縁のもんどすさかい」とか言われて
納得してしまう人間には便利な言葉です。
危険な言葉とも言うけどね。

さて、薔子は。
新しいドレスを着せるとにっこり。
脱がすといやいや。
でもまた別のドレスを着せるとにっこり。
…本当に正直です。

長袖ものが多かったのでまだ撮影はいたしませんが、
まあおいおい。
薔子のワードローブを撮影してアップしていきたいと考えて、
最初の頃少し実行もいたしましたが、
今となっては完全版は無理と、判ってしまうのが悲しいです。

とりあえず、新しいのじゃないけど、
夏らしいお洋服にでも着替えさせてきます。
…そんな顔しないの(苦笑)
去年だか一昨年だかの夏にオクで入手した白いドレス。
長袖だけど薄手の素材だから夏に着せたいアイテム。
…着せたの久々ですが、滅茶苦茶これもいい!
やっぱりお着替えは、SD遊びの王道ですね。


2006/08/04 0:30

最近、日記の途中で果てる日々が続いています。
書こうという意志はあるんだけど、少し疲れているようです。
なので、ずるずるアップできないでいますが(汗)

うん。疲れたよパトラッシュ。

アニメの『フランダースの犬』、
あれはとんでもないアニメですよね。
子供用だと侮っていたら、
おじいさんが亡くなったあとから、
もう、辛くて、辛くて。
最終話など、思い返しただけで涙腺がゆるみます。

フランダースの地名とか、
ルーベンスという画家の名前は、これで覚えましたが。

大人になってから、少しだけ再放送を見ましたが、
なんか悲しいというより怒りを覚えます。
身寄りのない子供への地域社会の福祉がなってない、とか(苦笑)
まあ、まわりも貧しかったのだから仕方がないのかもしれません。
アロアのお父さんは多少裕福だったのだし、
雇用の世話くらいしてやってもよかったのに、
とか思いますが。
娘と仲が良いのが腹立って許せないというのは、
大人になってからの方が理解できますけどね(笑)


本日の薔子さんは、シックな黒いドレス。
ああ、よそさまの縫製って素晴らしい…。


2006/08/05 23:19

大嫌いなスナップ付けもクリアして、
薔子のサマードレスも1枚なんとか完成です。

「あ、できたんだ。着てもいい?」

「もちろん。薔子のために作ったんだから」

「わーい♪」

「薔子、すまないねえ…」

「なにが?」

「心はこもってるけど、微妙な縫製で。
手縫いだし、進歩ないし…」

「でも、あたしは嬉しいのよ?
あずみさんが作ってくれるんだし。
お洋服、作ってもらえたのって、去年の秋以来だし」


「め…綿以外でも縫えるよう、がんばるよ…」


まあ、自家製の自家用だから、それなりかな。
ディラーさんなら許されないレベルだとしてもね。

遅れに遅れている撮影用の小道具を作ってみました。
だって、売ってないし。
そしたら、へたれは承知でも、自分で作るしかないし。
写すかどうかも判らないから、
まあ、かなり適当ですが。
さて、あとはブツが届いたら組み立てるだけ…。

「あ?3日前くらいに届いたって言ってなかったか?」

「それは届いたんだけど」

「どうしたの?」

「レトロを狙ったら、中身の技術もレトロだったの」

「つまり、イメージ違い?」

「うん。だから、また別のを落としてみました。
たぶん、明日届くかな?」

「どれも高額じゃないんだろうけど。
あずみさんって、金の使い方、下手」


「うるさいやいっ(泣)」


毎日、違う服に着替えさせたりして構っているせいか、
薔子のご機嫌は上々です。
今も、高瀬作のサマードレスをにこにこと着てくれています。

薔子が着てくれていると、
「そんなに悪くないんじゃ…」
などとも思えるので、また懲りずに自作に手を出します。
今度は去年の夏から作ろうと思っていた生地を使います。
本当なら、去年の夏の名古屋ドルパまでに間に合わせたかったものです。
今年こそ、がんばるぞ。

で。名古屋ドルパはいけません。
資金的にも、お休み的にも…(泣)
I doll Westも、休めるかどうかがまだ不明。
しかし、何かお楽しみがなくっちゃね?


というわけで、かなり先の話ですが、お知らせ。

今年も、9月10日に薔子のお誕生会を行います。
ただし、場所は変更。
大阪でなく、京都です。
ぶっちゃけ、高瀬家のご近所です(爆)
交通の便が若干不便ですが、
京都らしい場所なので、観光がてら、お越しになりませんか?
目の前を人力車も走っていきます。
有名料亭とかごろごろしてます。
ニセモノの舞妓さんも多数出没します(笑)

会場はこちら『染匠 きたむら』の2階、喫茶室を貸切予約しました。
そんなに広くはないけど、そこそこ撮影できそうです。
時間は、お昼ころから夕方まで。
めちゃくちゃアバウト(笑)


まだ、若干詰めないといけないところがあるので、
正式な参加募集は8月末頃にいたします。
参加費は未定。
お昼はお弁当の仕出しを予定。
(お弁当の持込もできます)
喫茶、ワンオーダーお願いします。
募集人数は10名前後。

ちなみに、くくりのあるオフ会を愛する
(みんながバラバラな格好で集まるとまとまりないし…)高瀬主催ですので、
ずばり、お誕生会の参加ドール(SD以外もOK)には、
『和』
のテイストでお越しいただきたいです。
着物なら問題なし。和柄ドレスも、まあOK。
浴衣は…時期的に苦しいのと、着物の横に並ぶとちょっと悲しいです。
用意できないという方、
着物や和柄ドレスなら若干数レンタル可能
(ただし、サイズはSD少女(SD13少女可)、Leeke少女(幼SD可)、1/6少女)です。
ご相談ください。

こちらの『染匠 きたむら』さんでは、わりと安くでレンタル着物もしていて
(当たり前ですが、人間用ですよ!)
化繊の普段着着物ですが、小物一切全部用意で5,250円。
もちろん、着付け込みです。
男性用の着物もあります。
着付け頼みたい方は、参加希望の際、お知らせください。
オーナーさんも着物だと嬉しいなー♪(笑)
…問題は高瀬かも。単衣ほとんど持ってないのね。
私も借りるか?(爆)


さて、そんな日々の中。
実はちゃっかり美味しい目にあってるのが鈴子です。
薔子のドレスを先日通販したのですが。
お揃いのMSD用もありまして。
しかも、Saleで鈴子価格になっていた(爆)ので、
ちゃっかりGETです。
長袖だから秋になったら着せてあげよう。
更に。
『道楽企画』さまのカウプレ浴衣をGET!
赤いまねき猫柄浴衣をさっそく着用させていただいた鈴子は。
とてつもなく満足気でございます。
…義広、そんな目で見るな(滝汗)


しかし、今夜の暑さは凶暴です…。
先月末、高瀬は自室に扇風機を導入。
扇風機の扇ちゃんです。
毎日、健気に奮闘中。
えらいぞ扇ちゃん!980円だったけどな(笑)
この夏は頼んだぞ!
…それでも暑いんだけどな(汗)


2006/08/07 3:37

待ち物来たらず。
うらぶれてじっと手を見る。
…あ、マニキュアはげてる(汗)

「…なんか、いろんなもんが混ざってる気が」

「うーん、リアル劇場なのに」

「なんでこう意味不明なんだか(脱力)」

「意味なんて、あとからつければいいのよねー♪」

「そうよねー♪」

「薔子、なんか買収されたか」

「え?買収?
ちがうもん。あずみさんの愛だもん。
愛が形になるって、素敵よね♪」


「…ああ。次の服、作り始めたんだな、あずみさん」

「去年のリベンジだしね。
もうさくさくで、トップス部分は完成よ」

「はやいのね♪」

「問題はこれから。
苦手なギャザーと縫い合わせ…がたくさん。
そして最後には怒涛のまつり縫いが待ってるのよ…」

「まあ、がんばれば?」

「うん。できればあと1〜2日程度でなんとかしたい。
ちょっと、他に野望もできたし」

「野望ばっかだな、あずみさんは。
でも、実現できなきゃただの妄想だぞ?」


「そいつは百も承知ですぜ、旦那」

「(暑くて思考が溶けてるな、こりゃ…)」


暑いのに、暑いのに。
何故か時折咳こんでいたりします。
夏風邪、いやだー。
原因は職場と通勤時の効き過ぎクーラー。
そして。
新兵器の扇ちゃん。

扇風機は、空気をかき回すだけだから、室温的には変わらない。
けど、真正面から風を受け続けてると、
それなりに体温を奪われます。
だけど、わかっていても、やめられない。
たぶん、扇ちゃんがいなかったら、ここまで裁縫熱は続かなかったでしょう。
だから、高瀬は咳が治まらなくても、扇ちゃんを止められないのでした。
うーん、ごほごほ。


2006/08/10 3:41

なんだか色々、うかつな日々が続いています。

待ち物(仮名3号)は7日には無事に届き。
「わーい♪」と作業開始。
しかし。
「あれ?あれ?あれ?」が続出。
途中で断念して寝ました。

翌日8日、(仮名3号)に再度チャレンジ。
しかし、「……」な事態は変わらず。
ぐれた高瀬は、これより先に届いていたブツ(仮名2号)を手に取り、
おもむろに色塗り。
仮名2号が何故だめだったかというと、
本来金属部分のパーツが、ただの黄緑色だったからで。
しかし、これはプラモデル。
「そうか、塗装すればいいんだ!」
かくて、銀色(ステンレス色)をぺたぺたぺた。
途中で意識を失いました。

9日。この日はお休みで。
正午に椅子の上で自然覚醒して、ぎょっ。
「ゆ、指が銀色…。
これは、部分的にサイボーグ化されたとか…」
んなわけねえ(笑)
単に、縫っていた絵の具がついてただけ。

結果から言うと、仮名2号も3号も形にはなりました。
しかし、どちらも不完全です。
パーツをなくしたりとか、パーツが合わなかったりとか。
おまけに、何故か余ったパーツもあったりして…(汗)

「いいのよ。撮影に使うだけなんだから!」

「自分の腕は棚上げかよ…」

「ん?私が作ったから駄目というのも確かだけど、
不親切な組み立てのしおりや、
パーツ自体の不良も一因だと思うのよ」

「これ、しおりも年代物だな」

「うん。パーツも歪んでるのもあったし」

「ま、モデラーはさっさと諦めろ。
とりあえず、撮影はなんとかなるんだろう?」


「さすがにしないとまずいでしょう。
暑中見舞い用なんだから」

「撮影できた頃には、きっと残暑見舞いだな」

「…そうね」


プラモデラーになりそびれた高瀬は、またもやそのまま
椅子の上で眠ってしまいましたとさ。
せっかくの晴天、撮影したかったのに。
まあ、薔子の支度もできてなかったし。
次のお休みが晴れることを期待しましょう。


で、夜間。
おもむろにお裁縫の続き。
ギャザーとかギャザーとかギャザーとか(苦笑)
登山家(?)が登る時は足元しか見ないように、小分けに作業していたら、
なんとか終わりました。
後は、レース付けと裾のまつり縫いと袖とスナップ付け。
…もう少しのような気がしていたけど、
こう書くとまだ作業が色々ありますね(汗)
明日・あさってで終わるといいな。

いえ。
薔子の誕生日までにしなければならない作業を考えたら、
もうあまり時間がないのです。
今年はもう、絽の着物は無理かもね…。

「え?まだ8月だし、絽のお着物、着れるのに?」

「誕生日用、絽でもいいなら」

「お誕生日、9月だから絽はもう駄目よね?」

「誕生日用は、袷着物だから。
うまくいけば2枚。最低でも1枚ね」

「…絽のお着物、来年でもいいような気がしてきたわ」

「さすが薔子。現金だな」


「現金じゃないものっ」

「そうよ!薔子を換金できるわけないじゃない!」

「…あずみさん?」

「だめだ。完全に溶けた」

「明日までに復活してくれるかなあ?」


2006/08/11 19:37

ようやく、撮影できました。
立秋がいつのまにやら来ていたので、
残暑見舞いになりましたが…(汗)

構図そのものはかなり早い時期から決まっていたのです。
しかし、そのためには小物が足らず…。

改めて、仮名2号と3号をご紹介します。



左が撮影で使用した3号、右が2号です。
3号は日東科学が出した1/3の日立の「さわ風」。
2号は有井製作所の「白鳥」(これも1/3)です。
どちらもモーター内臓なので、電池を入れると動く…はずですが、
組み立てた人間がへぼなのと、
あまりにも古い物だったため、動きません(汗)
はっきり言って、撮影には使いませんでしたが、
有井製作所のもっとあとに作られた1号「白浜」が、1番完璧でした。
でも1/4なんだもんな…。

3号を使用したのは、やはりSDとのスケールのため。
2号もレトロでよいのですが、やや小さいのです。
2号でも同じ構図で撮影してみましたけど。

小道具類のその他ですが。
ちらっと写ってる風鈴は伊右衛門のおまけ。
ひもを短くして、下の短冊をちいさく切って、シールを貼りました。
ビールは本物です。
「泡が消えないうちに…!」
撮影しようとしましたが、無理でした。
同じように入れたのに、片方、少ないし…。
決して、薔子が飲んだわけではありません。
ざっと撮影した後で、まだ冷たいうちに、高瀬と母でいただきました。
ジョッキは、数年前にも暑中見舞いに使用しました。
いいサイズです。125mlの缶ビールで2杯ちょうどです。
飲めない高瀬にも飲めるサイズだし。



小皿に盛った枝豆は、粘土で作って着色したもの。
どうしても、3つ入ったのがきれいに作れませんでした…。
お盆と小皿は100均で。



すだれは、撮影のためだけに吊るしました。
すだれと、その向こうに見える緑―という背景が欲しかったので。
実際に外から見ると変な場所なんです。
撮影後、とっとと撤去。
設営途中に郵便屋さんが(汗)
設営後や撮影中でなくて本当に良かった…。
高瀬の格好も相当なものでしたので
(郵便屋さんが来た時は、部屋の奥で準備中だった)。
腰から蚊取り線香吊ってるし(笑)

とりあえず、撮影できて、肩の荷がおりました。
緑は、朝顔で。
夕方近くなので当然しぼんでます。
どうせなら朝撮ればよかったんですが、
そのころ、撮影グッズは未発掘でして(汗)
ただもう、今日をのがしたら撮影できないと、必死で発掘しました。
見つかってよかった。
バッテリーと充電器(滝汗)



昨日、帰宅してPC起動させて。
声優の鈴置洋孝さんが亡くなったと知りました。
「嘘だーっ」
と、ネットの海を駆け巡り、本当だとわかって。
泣きました。

高瀬は、所謂、ファーストガンダム世代で。
今も、鮮やかに蘇るブライト艦長の声…。
波乱万丈もスーパースターもイエローも北条真吾も
忘れられない「インドラふねふね」
日向小次郎、天津飯、内海課長、
ジューロ・ミナミにダリューンにイワン・コーネフ、スリム・ブラウン、鰯水等etc、etc…。
二枚目も三枚目も、熱血少年に悪役までこなされて。
大好きでした。
心からご冥福をお祈りします…。


と、訃報を知って取り乱して。
でもできることなどないので、とりあえず、昨日の日記はお休みして。
薔子のサマードレスの仕上げしました。

なんとか本体完成。
さわやかな避暑地のお嬢さんのようです。
あとは、リボンとかリボンとかリボンとかの小物を作ったら終了です。
これ、実は、せいらとお揃いなのです。
せいらのは、去年の夏に作りました。
デザインも似せてね。
さっそく、ふたりに着せます。

ああ、可愛さ倍増(苦笑)

ちなみに、薔子が姫カットになったので、
せいらも姫カットにウィッグ変更です。


「…なんで、薔子のウィッグが変わると、せいらのも換えるんだ?」

「ばらばらだと落ち着かないのよ」

「…みんな似たようなウィッグばっかりだろ」

「違うっ!全然!」

「鈴子のは違ってても平気なくせに」

「うっ…(汗)
んー、鈴子は、なりそこねたからねえ」

「何に?」

「分身に」

「……?」

「えー、つまりね。薔子は私の分身なの。
魂は共用してるの。
で、薔子の分身がせいら。
だから、せいらには私の魂のかけらが入ってるのよ」

「本能でしか動いてないとことか、似てるかもな」

「……」

「で?本来は鈴子が薔子の分身になる予定だったのか?」

「別に予定してたわけじゃないんだけど、
せいらが来てから判ったのよ。
鈴子が来る前から、無意識に薔子の分身を作ろうとしてたことに。
だって、ウィッグとか同じものを確保してたのよ?
ただ、実際の鈴子は、薔子の分身になるほど似てなかったのよね。
おまけに寝てるし(苦笑)」

「よくわかんねーんだけど、結局、薔子の分身の意味って?」

「薔子を連れていけないとこに連れていけるとか、
薔子じゃ撮影できないとこで撮影できるとか」

「…それ、分身じゃなくて、身代わりとか言わねえ?」

「そうとも言うかも(苦笑)」


おや。日付が変わってしまいましたね。
誕生日おめでとう、義高。
プレゼントは何もないけどね(苦笑)

「さっき、薔子が嬉しそうに反物ふたつも抱えてたけど」

「あれは、薔子のお誕生日用だからねえ」

「…いや、まあ、いいんだけどさ。今更。
それに、誕生日覚えててくれてるだけでもまだマシだしな」



本当は、祇園祭の頃に里で、
「あ、これ義高にいいかも」
と思うものもあったのですが、
野郎のものは買うのもつまらないので後回しにしてたら、
すっかり時期を逸しました(苦笑)
まあ、後からでもいいよね。
明日、ケーキ類くらいはみつくろってきてあげよう。
確約はできないけれど(苦笑)

薔子のお誕生日用の着物…になる反物がほぼ同時に到着。
ひとつは綸子で、もうひとつはちりめんです。
メイン(お誕生会)で着せるのはどちらになるか、まだ未定。
袷仕立てのつもりですが、まだ裏の色も決まってないし。

高瀬の予定では、
リボンは今夜中になんとかして。
明日から数日でシアンに単衣を縫う予定。
浴衣じゃもう遅いしね。
で、20日ころから薔子の誕生日着物2連発。

…果たして。予定通りいくかは、神のみぞ知る、です。
がんばれ、高瀬。
がんばれ、お裁縫の神様(笑)

「いや、神様はがんばらなくてもいいんじゃねーか?」


2006/08/13 4:43

「ただいまー。義高、おいで」

「なんだよ?」

「はい。日付変わったけど誕生日のお祝いに。
あんた、お寿司好きでしょ?」

「あっ、握り?好物、好物♪
…って、あずみさん、このべったりついた『半額』のシール(汗)
おまけに値段も取ってねえし…」


「賢い主婦なら閉店間際の値引きを狙うものでしょう!」

「あずみさん、主婦じゃねーし。
おまけに、単に貧乏なだけだろ」


「正しいツッコミをありがとう(苦笑)」

「ま、寿司は寿司だし。
実際、甘い物だったらどうしようかと思ってたし」


「ん?
あんた甘い物も平気でしょう?」

「物事には限度というものがあってな…(遠い目)」

「あ、あずみさん、おかえりなさい!
あずみさんも食べる?」


「薔子?何してるの?
食べるって、何を?」

「うふふ。
義高くんのお誕生日だから、がんばってケーキをいっぱい作りました♪」


「薔子!火を使ったら危ないでしょう!」

「あー、それは大丈夫。電子レンジで作るやつだから」
(一応監督してたらしい)

「電子レンジ?
ああ、あのホッ○ケーキ○ックスを使うやつね」

「気持ちは嬉しいんだが、
うまくいったからって、作り過ぎなんだよ…。
オレ、もう、当分甘い物いらねー…」


「…義高、胃薬、いる?」

「頼む…」

それでも、薔子の作ったものを食べてやるんだね(笑)


義高が来て4年になりました。
思えば…

「苦労の連続で」

「違うでしょ。
可愛い薔子と優しいオーナーの愛に包まれて、でしょ」

「手のかかる薔子と横暴なオーナーに振り回されて」

「そうか。
誕生日でも痛い目にあいたいのかい」

「だから、横暴だって言うんだよ!」

そのころ。

「ケーキ、上手にできて、良かったな♪
義高くんにもいっぱい食べさせてあげられたし。
きっと喜んでくれたよね♪
明日も作ろうかなあ?」


義高。たぶん、明日も続きがあるぞ(笑)


2006/08/14 1:17

まあ、聞いてください。
それは昨夜のことです。

高瀬は、シアンの着物にするべく、ある生地を引っ張り出しました。
織りの着物の片身頃。
通常、染めの「やわらかもの」を愛好していますが、
これは珍しく気に入って購入。
紫系の縞の着物です。
ひどく汚れていたこともあり、格安(500円くらい)でした。
ドールになら、どうにでもなるだろうと、
ほどくだけほどいて保管してました。

今回、思い出して、取り出して。
染みの位置が微妙です。
こういう古着の場合、汚した持ち主や、買い取ったお店で、
汚れをおとそうとしていることも多いのですが、
おちたらラッキーなので、ほどいた着物専用にしている洗剤
(ドライマークのも洗えるやつ)を用意。
洗剤を入れた小鍋に、生地を入れます。
軽く押し洗い。

………と。
「どひゃーーーーっ」
たちまち、洗剤の泡が、紫に変わりました。
もちろん、水は、真紫!
こんなにいきなり色落ちする生地は始めてです!
しかも、濃い、濃い。
驚きつつ、乗りかかった船、色が出なくなるまで…と、
水洗いを繰り返しますが、
いつまでも、いつまでも、水は紫。
生地全体もすっかり紫に染まっています。
もはや、縞の面影もありません。

これが、どのくらいすごいかと言うと。
高瀬は作業をほとんど右手だけでしていました。
今朝、気付いたら、
かわいいローズピンクのはずのマニキュアが、
右手だけ濃い紫系になっていましたとさ…(汗)

途中で諦めて朝まで放置。
一応、干して仕事に出ました。

どうりで、やたらと染みの多い生地だったわけです。
こんなに色が出るんじゃ、着るわけにはいきません。
残りの洗ってない生地は封印して。
真紫に染まった生地も封印です。
こんな生地を
よりにもよって、色落ち危険なシアンに使おうとしていたなんて…!
しかし、この生地、どうしよう。
捨てるしかないのかな。
そして。
シアンの着物、どれで作ったらいいものやら…。
何やら、思いっきりモチベーションさげられましたよ。
とほほのほ。


夏は、我が家のパソコンにとっては鬼門のようです。
一昨年、ウィルスの攻撃に合う。
去年。つぶれる。
そして、これは今夜の話。
帰宅して、いつもなら真っ先にパソコンを立ち上げるのですが、
今夜は別のことに熱中していて。
まあ、それは終わって、スイッチをオン。
……動きません。
電源ランプだけついてます。
消そうとしても消えません。
しかし、この事態は過去にもあったよな?
と、コンセントをはずし、バッテリーを取り出して、
約1時間半放置。
バッテリーとコンセントを戻して、今度は無事に起動しました。
バッテリーの帯電です。
…うち、そんなに電気が発生してますか?
壊れたわけじゃなくて、よかったけど。
このパソコンのローン、終わったとこだったんで(汗)

まあ、夏に弱いのは判ってたので、
今年は5月頃から、
ノートパソコンの冷却パッドなるものを購入して使用してます。
すごいね。
あんまり熱くなりません。
扇風機(下に敷くやつ)も以前使いましたが、うるさいばっかりで、
現在は撤去。
なんにしろ、外より暑い我が家は。
パソコンにとっていい環境じゃないよね…。


話変わって。
薔子とせいらのサマードレス、付属アイテムようやく完成。
なんて、かわいいんでしょう。
近日中に撮影予定です。
でもどうして、薔子の白いサンダルが見つからないんでしょうね(泣)


2006/08/15 3:47

ここ数日来の悩みと言えば。
やはりシアンの着物をどうするか。

染めじゃなくて織りの着物の気分なんだけど、
高瀬の趣味で、織りの生地在庫は少ないのです。
ウールならあるけど、真夏にウールは縫いたくないし。
でも、もういい加減縫い始めないと時期的にまずいので、
今日帰宅して、織りにこだわらず、在庫確認。

結構な数はあるものの、
どうもぴんと来ない。
シアンに似合うのがないわけじゃなくて、
今作りたい気分に沿ったものを探しているので、
「いかにも振袖」に向いている生地は使いたくないんです。
ただ、我が家は薔子姫中心で。
薔子には「いかにも振袖」が似合うし(ああ、親ばか)、
ついついそういう生地ばかりになります。

で、まあ、一応、あったんですけどね。
シアンに今作って着せてもいいかな、という生地。
ただし。
正絹のちりめん。
これが結構いい値がしたやつで。
しかし、薔子には似合わないかもしれないと危惧してた生地です。


「似合わないと思うなら、買うなよ」

「成り行きで…(汗)
でも、小物次第で似合うとも思うのよね」

「…どっちだよ」


シアン用にしてもいいかと思う反面、
やはり薔子に作りたい気もして少し惜しいし。
更に、浴衣すらつくってないDD物。
いきなりこの生地で作るには怖すぎます。
で、結局、浴衣兼単衣にできそうな綿生地から始めようかとも思案中。
しかし、それはそれで生地選びが大変で(汗)
在庫はあるんだけどね。

あんまり悩んでしまったので、
思わずせいらの綿単衣を作り始めた高瀬なのでした(苦笑)

「それなら、あたしのお誕生日着物、
縫い始めてくれてもいいのに」


ごめん、薔子。
ぎりぎりまで袷は縫いたくないんだよ…。
でも、裏地候補は発掘してきたからさ(汗)


2006/08/16 1:40

夕べ、浴衣生地の在庫も確認してみましたが、
やっぱりどれもピンときません。
作りたいのが浴衣でないせいもあるかもしれませんが。
洋服生地は、プリント物は薄すぎたりして、
浴衣にするとぺらぺらになるのが嫌で、結局スルー。
オク見てもどうも「これ!」ってのがないし。

まあ、生地というのは、やはり実際に見てみないと納得できないことも多いです。
薔子向けだとそう失敗はないんですけどね。

「ん?ならなんで、微妙な在庫も抱えてるんだ?」

「安いとつい、目がくらんで…(汗)」

そんなわけで、後番出勤の高瀬は、少し早く起きて。
少し早く家を出ました。
出勤前に、会社近くのお店をのぞくためです。
和柄の生地も結構あるお店でしたので。

時間が限られていたので、わき目もふらずにコーナーへ。
(放っておいたら1日高瀬ならふらふら過ごせるようなアイテム満載の店なので)
とにかく、気分は、「縞」です。
会津木綿なども素敵ですが、ちょっと地味かな?
華やかなちりめん風のものはパス。
やっぱり織りの生地っぽいのがよいです。
そうして、2巡ほどして。
発見しました!
「縞」で「織り」っぽくて、好みの生地!
…ちと予算オーバーでしたけどね。

そんなわけで。
シアン用の綿単衣、決定です。
綿だけど、正絹の長じゅばんを作る予定です。
色目の合いそうな在庫があるので。
さて、がんばるぞ。

ちなみに。
隙間の時間を利用して作り始めたせいら用の綿単衣は。
9割かた完成。
あとは、袖の振りの始末と腰揚げ・肩上げです。
目論見どおり、おこちゃまっぽくてかわいい普段着着物になりました。
時間と気力があれば、アンサンブルにしてもいいな、
とか思います。
が。現状、まだ暑苦しいので、仕上げとか追加とかは、
秋か冬になってからにします。
しばし、封印です。
もっとも。これから作り始めるシアン用も、
ちっとも涼し気な生地ではないのですけど(苦笑)

シアン用綿単衣着物・及び正絹長じゅばん。
予定では一週間で仕上げたいとこですが、さて?
薔子の誕生日用着物、
「紅薔薇姫」及び「孔雀姫」(どちらも仮名)が控えてるしねえ…。


2006/08/17 3:47



もうひとつの残暑見舞いです。
今度はぎりぎり午前中だったので、朝顔は咲いていたのですが、
高さとか角度が合わず…。
少しでも涼しそうに見えるように、
ガラスの鉢に水を張って陶器の鯉を泳がせました。
水も、底に入れた石も、さっぱり写ってませんが…(汗)
あ、そう言えば、また風鈴写ってないし(苦笑)

鈴子の浴衣は『道楽企画』さまです。
まねき猫柄がユニーク♪
帯はシフォンの三尺。
マリーゴールド染めとのこと。
お日様の色ですね。

義広は、去年に引き続き、いただきものの甚平で。
王子、自分が浴衣でないのがご不満のようで、
下駄を履かすのが一苦労でした。
あー…今年はたぶん、もう無理(汗)

2匹の下駄は、『猫似庵』さまのものです。
この2匹に、浴衣を用意するつもりで
1年だか2年だか前に購入。長期計画だな(苦笑)




第二ステージは、薔子&せいら。
これから避暑地にお出かけですか?
…といった風情ですが、
もちろんそんな予定はないわけで(汗)

ドレスは、先日仕上がったばかりの自作。
KAKERAさまの型紙No.2使用です。
スカート部分に多少のアレンジしてます。
生成地に3色の水玉でさわやか。
以前に、色違いで薔子のブラウスも作りました。
(「召しませ花を♪」に画像あります)
ルシアン、またマルチドット出してくれないかな…。

自宅撮影と侮っていましたが、
日に焼けたかもしれません…(汗)
真夏のお外撮影は、なかなかに厳しいです。
滅茶苦茶暑いしね。


お昼過ぎから、高校時代の友人と会いました。
昼食・買い物・お茶のすべてを祇園近辺で済ませました。
大文字の日だから、街中は人が多いと予想されたので。
予定がもっと早くから決まっていれば、
里に連れていってあげられたのだけど。

そんな1日でした。


2006/08/22 3:01

最近、異様に眠いんです。
で、PC前の椅子の上で果てて、朝を迎えることもしばしば。
そんなわけで、シアンの綿単衣も
進めてはいるけどスローペース。
しかも、生地が肉厚で縫いにくいし。
単衣で正解だわ。


20・21は連休で。
以前、「シアンの着物は20日までに縫う」と決めたことを一応覚えてまして。
20日の午前7時頃には、衿付けと袖振りを残すばかりで、
またもや椅子の上で沈没。
覚醒したのは午後1時。
お昼は素麺。
そして、夏の高校野球、決勝です。

実は、早実の斉藤投手、我が家で一種のアイドルになってまして(笑)
クールなポーカーフェイスだから、ではなく。
マウンド上で、流れる汗をポケットから取り出したハンカチで拭く…
というそんな彼が大人気(笑)
いや、高校球児が100人いたら、99人は顔の汗は袖で拭くと思うのね。
こんな選手、はじめてだー、と。

で、シアンの着物の続きをしながら、決勝観戦です。
決勝って、意外に2校の戦力に差がついたりして、
もうひとつだったりすることもあるのですが、
(だから、面白いのは準決勝なのよね)
この2校は実力伯仲。
まさに、決勝に相応しいと思いました。
エラーも少ないし、四球も少ないし。
どちらも打てない投手戦。
今大会、あんなにばかすか点数が入った試合が多かったとは思えません。
結果は、15回引き分けの末の30うん年ぶりの決勝再試合。
もう、最後の方になると、
「どっちもがんばったんだから、優勝旗2つに破って(←乱暴…)あげなよー」
とか思いました。

まあ、連休で決勝再試合も見られるわけです。
ラッキー?


試合中に、単衣、完成。
綿ちりめんの作り帯も完成。

で、とりあえず、試着です。
……。
身幅、狭くしすぎました(滝汗)
打ち合わせが浅いのなんのって。
一応、着せたし、着せられるのですけど、んー…。
「座ったら、裾が開いてしまうから、立ってて」
と言おうにも。
我が家には現在スタンドが、ないような、ないような…。
自力で立ってもらうなんて、シアンにはできません。
この間、ゴムを結びなおしたので、少しはましですが。
M様。どうやったら、イナバウアーなんてできるのですか…。
うん、安いスタンド確保してくるよ、今度。

さて、そうやって遊んでるうちに夕食も終わり。
いきなり睡魔がやってきます。
完全覚醒したのは午前2時。
6時間も寝ております(苦笑)
なので、お目目ぱっちりで、続きを。
朝までは「20日」の範囲だと思うんですね。


長じゅばん…は諸事情で袖と裾避け(簡略版)のみに変更。
いや、生地がね、微妙なサイズだったんで。
どう作っても二部式ならできるかも、といった微妙サイズ。
色も記憶と違うし。まあ、それは推し進めましたが。
振り見せは、無双にします。
てきとう裾よけもなんとかでっちあげ。
作り帯のスナップ付けもして。
改めて着付け。
ああ、身幅が足りないから、袖が短い(泣)
生地の残りはあるので、作り直しも可能ですが、
タイムリミットがあるので、今回はこれで誤魔化すことにしました。
にしても、やたら着付けしにくいです。
人間に着せる方がどれほど楽か…。

さて。草履も足袋もないので、ブーツを履いてもらいました。
エナメルの黒のロングしかないんだがな。
小道具もそろえて、一応完成。

感想。
「…暑苦しい」
配色も組み合わせも、夏のものじゃないですしね(苦笑)


でも、着物着せると、やっぱり「うちの子」らしいです。
シアンには当分、我慢大会をしてもらおう(苦笑)
シアンが我が家に来てから、今までで1番かまっていますね。
多少扱い辛いとはいえ、
やっぱり、顔は好みだし、スタイルもいいし。
ただ、やっぱりSDと一緒には取り扱えない
(プロポーションとか素材のせいで)ので
密かに、シアンの同僚を増やしたいとか思わないでもないのですが。
二人いると撮影しやすいんですよね。
少年DD、出ないのかなー。
出たら、執事として起用するのにー(笑)
メイドに執事で、完璧じゃないですか、うん。

かまってるうちに、少しシアンの性格も見えてきたり。
案外、シビアなつっこみ系のようです。
メイドなら、その性格も悪くはあるまいて。

明け方。
水分補給も兼ねて、コンビニに買出し。
さわやかな朝です。
このまま、どこかへ撮影に出かけてもよさそうですが、
暑くなるのはわかってるし、断念。
朝食後、やっぱり椅子の上で眠ってしまったのでした…。


で、覚醒したのが午後1時。
って、あら、デジャヴ(笑)
お昼は冷麺です。
わくわくして、決勝再試合を観戦です。
今日は、お裁縫もなしで。
結果は、早実の初優勝となりましたが、
最後まではらはらする、よい試合でした。
両校選手のみなさん、お疲れ様でした。
いい夏だったね?


さて、夏。高校野球。
高瀬はオタクですので、当然、頭の中を野球漫画が駆け巡ります。
「駒大苫小牧が優勝したら、3連覇?
明訓でも無理だったのにっ」とか(笑)
アナタが思い出す野球漫画はありますか?

高瀬好みのチョイスでいきますと。
まあ、『ドカベン』ははずせないですね、やっぱり。
プロ編は読んでないけど。
あだち充ですか?
なら、やはり『タッチ』かな。大昔に『泣き虫甲子園』とかもあったよなー。
原秀則の『ジャストミート』とかも結構好きでした。
フォークしか投げないピッチャーに、ランニングホームランするバッターに。
コメディ風味だったけど、それも良し、です。
(原秀則と言えば、やたらシリアスな高校野球ものもあったけど、
ちと内容が重かったのよね)
川原泉の『甲子園の空に笑え!』も、忘れがたいねえ。

とかとか思いつつ。
今回やたらと思い出したのが那須雪絵の『天使とダイアモンド』でした。
主人公は、高校生じゃなくて、無理矢理野球部の監督にさせられた新任教師。
かつて、期待されて甲子園に出場するも、
無残に敗退したトラウマを引きずっています。
そんな彼を監督に据え、野球部を創部するのは、大沢家の双子。
身体が弱くて運動もさせてもらえなかった少年と、
女の子だからと、男子と同じ土俵で野球を続けられなかった少女。
彼らを中心に、メンバーや備品が序々に揃っていきます。

それぞれのキャラの心の動きにも共感できます。
そのあたり、少女マンガならではの細やかさです。
ただ、これ、扱いが悪いんですよ、出版サイドの。
まじめに予選出場していく「完結編」があるのですが、
1回の読みきりで終わらすには惜しかった。
内容は、それはもう、濃いのですが。
しかも、その「完結編」が収録されているのが、
『天使とダイアモンド』のタイトルではなく(2冊は出てたはず)、
『それからどしたの?仔猫ちゃん』に併録という形で。
文庫でもいいから、まとめてくれないかな。
那須作品の中では人気なかったから無理なのかなー。
私は、大好きだったんですけどね。


決勝観戦後、
探し物したり薔子の着替えをさせたりしていたら、
もうすっかり夕方です。
慌てて飛び出して、
薔子のお誕生会の会場検分に行ってきました。
今日は喫茶をしてないので、じっくりと。
当日は、かなり放っておいてもらえそうなので、
安心してご参加くださいな。

で。
やはりそんなに広さはないので、10名でも多いかも?
普通にお茶するだけなら20人でも充分ですが、
何せ、撮影で動くからねえ。
今からだとまだ早いので、募集は週末くらいからを考えています。
お弁当がなければ、もっとぎりぎりでもいいのですけど。

夕飯のあと、気付けば襲ってくる睡魔!
あっさり負けて、覚醒したのが、またも午前2時。
どうなってるんでしょう、私の身体って…?


シアンが一応、なんとかなったということにして、
薔子のお誕生日着物に突入…のはずでしたが、
裏地の色を決めかねて難航。
もしかしたら、帯とかも作らなければならないかもなので、
できるだけ早くしなければ。
ちなみに、赤い正絹綸子の「紅薔薇姫」からスタート。
地紋に紅葉、抽象画風の薔薇が飛んでる生地です。
とっても、派手(苦笑)

あ、もうさすがにだめです。
おやすみなさい…。
しかし、暑いよう(泣)


2006/08/23 1:27

<シアンの猫耳メイド日記>

こちらでは始めまして、みなさま。
わたくし、高瀬家にて住み込みメイドをしております、
シアンと申します。
今日は、わたくしから見ました、高瀬家の1日をご紹介いたします。


わたくしは、毎朝午前6時に起床いたします。
自分の支度を済ませて、皆様の朝の用意をお手伝いいたします。
もっとも。
朝、きちんと起きていらっしゃるのは義高さまだけです。
(ちなみに、義高さまは、どうしても「おぼっちゃま」と呼ばせてはくださいません。
「若旦那」ならいいのかしら…と提案もいたしましたが、
それもお気に召さないようでしたので。
なかなか良いと思うのですが。「若旦那」…)
薔子お嬢さまは、少し朝に弱くていらっしゃいます。
いつも、寝起きはとろんとした目つきで、
フルーツジュースを召し上がっていらっしゃる間に、
だんだんはっきりと目が覚めていらっしゃるようです。

ご主人さまは、お仕事が2交代制でいらっしゃるので、
朝は7時起床の場合と9時起床の場合がございます。
どちらの場合も、目覚ましで飛び起きて、
しばらく戦って、それから慌しく出勤されます。
朝は飲み物だけで、朝食は召し上がられません。
なんでも、通勤途中にまた空腹になられるとかで、
朝食はいつも会社の近くで取られているようです。

これが、お休みともなりますと、起きてこられるのはお昼とか夕方とか。
普段、あまり睡眠をとっていらっしゃらない分を補っておられるのでしょう。
ちなみに、ご主人さまをお起こしするのは、
わたくしの仕事からは除外されております。

鈴子お嬢さまは、わたくしも滅多に起きていらっしゃるのを
お見かけいたしません。
気が付きましたら、用意していたお食事がなくなっているのですが…。
義広お坊ちゃまは、鈴子お嬢さまよりは、お会いする機会がございます。
ただ、やはりお猫さまは、たくさんおやすみになりますので、
朝はあまりお見かけいたしません。
義広お坊ちゃまと言えば、毎日きちんと3時のお茶にいらっしゃいます。
実は、結構甘党でいらっしゃるんですよね。
そして、猫舌はお約束ですわね。

えみるお坊ちゃまは、毎朝7時半に、
眠い目をこすって起きてこられます。
お目当ては朝のTV番組でいらっしゃるようですが。
お小さくていらっしゃるので、夜は早くにお休みです。
せいらお嬢さまは、えみるおぼっちゃまが起こしに行かれます。
むずかって、なかなかお起きになられないようですが。

…こうして改めて書き出してみますと。
高瀬家では、女性は朝に弱く、男性は強いようです。

今は、まだ夏休みですので、
皆様、朝は学校のある時よりもゆっくりされてます。
学校に通われているのは、
薔子お嬢さまと義高さまだけですが。
(鈴子お嬢さまと義広お坊ちゃまも小学校に通っておられる…
という噂もございますが、通学のご様子はまったくございません。
睡眠学習なのでは…と、わたくしは疑っております)

お昼間は比較的のんびりと過ごします。
インドア派の方が多いのですけれど、
皆様、お好きなことを楽しんでらっしゃいます。

基本的にわたくしのお仕事は、
ご主人さまのお見送りとお出迎え、
そして、お茶をお出しすることです。
ただ、ご主人さまの帰宅時間が遅いのが難点ではありますが、
仕事はきつくありませんし、
このご時勢、贅沢を言ってもはじまりませんしね。

さて、そろそろご主人さまがお茶をされる時間です。
それではみなさま、失礼いたします。

ところで、ご主人さま?
わざわざ「猫耳」とタイトルに付ける必要性は感じないのですが?



ちょっと思い立って、シアンに語らせてみました。
でも、シアンの仕事は少ない
(火を使う料理させるのは危険だし、へたに掃除させると埋まるかもしれないし…)ので、
あまり書くことがなかったです(苦笑)


<私信>
Mさま、お答えありがとうございました。
判っていただけて嬉しいです。
まるで愛の交換日記ね(爆)

うーん、DDIIボディかー。
我が家ではボディ変更の予定はありませんし。
今のプロポーションが気に入ってるので、
巨乳パーツも付ける気ないし。
巨乳より美乳が好きなんだよ(笑)


2006/08/24 3:55

「薔子、ものは相談なんだけど」

「なあに?」

「お誕生日着物、変更するわ」

「えっ!?紅薔薇姫はっ!?」

「もちろん、そのうち作ります。
ただね、今日、地殻変動があって、
先に縫うべきものを見つけたのね」

「2月のお着物?」

「うっ…!ごほごほ
(まだ覚えてたか…汗)。
いや、あれはまあ、冬の範疇で…」

「ふーーーーん?」

「お、覚えてるかな?『重陽香(ちょうようか)』」

「えっと、「早春花」(←薔子が今年のお正月に着てます)の三つ子ちゃん?」

「そうそう。紫のちりめんの」

「たしか、菊の柄がメインになるはずでー。
菊なら、本格的に秋になってからでもいいでしょう?」


「まあ、菊名姫も万寿姫も、紅葉狩り用に作ったけど、
これは、だめなの」

「どうして?」

「9月9日って、何の日か知ってる?」

「んと、お節句よね。あっ…!」

「そう。重陽の節句ね。だから、それまでに作らないとなの!」

「そっかー。うーん、それもいいかなあ」

「実は、ちょろっと縫い始めてたりして(笑)」

「それは、期待してもいいってことよね♪」


「(確かに、菊の節句は9月9日だけどさ。
それだったら、単衣の着物なんじゃないかとか、
思わないでもないんだが、
まあ、下手に口出すと大変だから黙っていよう…)」



出たな、門前の小僧(笑)
単衣にするのも、正直、「あり」だとは思ったんだけど、
やっぱり単衣じゃもったいないのよね。
万が一、三つ子最後の「錦秋果」が間に合わなくても、
秋の着物として活躍できるとか、そういう目論見もないではなかったりして(苦笑)

まあ、実際の理由として。
「紅薔薇姫」の裏地取りが難航していて。
そこに、ころりと出てきた「重陽香」。
これが、すでに表地裁断済みで。
気付いたら、うずうず縫いたくなったのでした。

あと。
「紅薔薇姫」は絶対、薔子に似合うだろうし、派手なのも間違いないけど、
どうも「格」が落ちるのね。
せっかくのお誕生日プレゼントなんだから、
差別化を図りたいのもあって、変更しました。

あ、でも。
「紅薔薇姫」も地紋が紅葉だから、やっぱり秋には縫わなくちゃ。
忙しい秋になりそうです。


2006/08/25 0:39

着物を作って以来、シアン用にスタンドが欲しいと思い続けてきました。
しかし、生憎、見に行くひまもなく。
オクに出ている価格も納得いかず。
…で、うだうだ悩んでいたのですが、ふと気付きました。
「あるじゃん、スタンド…」
ありました、使えないスタンドが(苦笑)

そのスタンドは、本来、ボークスの純正品。
旧タイプのAだかBだかの、脇支えスタンド。
今を去ること4年前。
「義高にもスタンドいるかなー。
でも男の子にサドルスタンドは、なんか嫌(笑)」
ということで、購入したのです。

しかし。
旧タイプのスタンドを持ってるとか知ってる方ならおわかりでしょうが、
あれは、たいへんに、嵩張るし、でかいし、
おまけにサドルスタンドと並べた時に違和感が壮絶にありました。
土台が、大理石だか、大理石もどきだったからです。
土台の高さも違うし。
しかも、サドルスタンドのように分解して気軽に持ち運べるようにはできておらず。
結局、使うことなく、取り扱いというか、収納に困った高瀬は、
土台をじっと見て、
「あ、ネジはずしたら、土台とスタンドわけられるんだー♪」
と気が付いて、嬉々として、分解。

もう、おわかりになりましたでしょうか。
それ以来。
我が家ではそのスタンドの土台とネジの行方はようとして知れません(爆)

なぜだか、スタンドの金属部分だけは、
ある手近な場所に居座り続けておりました。
目に触れる度、
「邪魔だし、使えないんだったらあっても仕方ないし捨てちゃおうか」
と思ったのですが、面倒だったので、そのままでした(苦笑)

さて。そして、今日24日。
お休みだった高瀬は近所のお店にあるものを買いに行きました。
195円でした(笑)
それは、もくネジのセットでした。
スタンド部分はあるのだし、適当な土台に、ネジで止めてしまえばいいと、
ひらめいたのです。
適当な土台…あります。
完璧に壊してつかえなくなった薔子のスタンド(泣)の土台が。

で、せっせとネジを止めて、無事、シアンは立てるようになりました。
等身が高いせいか、やたら長身に見えます。
うん、でも、着物もちゃんと見られるし♪

ただ。
必死になってネジを埋め込んでいたら
(もちろん、ドライバー使いましたが)
何故だか力が入りすぎたのか、
右手中指、水ぶくれができていて。
その後のお裁縫にとっても不便でしたとさ。
どんだけやわな肌なんだか…。


2006/08/26 2:01

「ああ、なんて素敵な肌触り。なんて素敵な針通り。
例えるならば、もち肌?うっとり…」

「何を変態じみた台詞を…」

「ふっ。
おまえには絹のこの心地よさがわからんのか」

「…そう言われても、オレ、絹のものって、
あずみさんの作ってくれた着物(正絹で袷だが、固い)と、
あとは狩衣しか持ってねーし。
狩衣は、滅多に袖通すもんでもねーし」


「まあ、男物は仕方ないね」

「ふふふ。
絹のスリップやお襦袢が肌の上をするするする気持ち良さって、
女の子だけの特権よねー♪」


「ねー♪」

「な、なんとなく、もう、わからなくてもいい…」


うーん、よっしーってば硬派?(笑)


ええと、大口たたいた(?)わりには、「重陽香」進んでません。
最大理由は暑さでだれてるせいですが。
暑いよ。首にあせもできたよ。
…子供みたいだ(苦笑)

「重陽香」の表地は、針通りも良い生地なので、
縫うのは苦痛ではないのですが、
この生地を裁った時は、身幅を思いっきり広くとってた時期で。
若干サイズの訂正もありましたし。
未だ、試行錯誤は続いています(苦笑)

裏地も、結局1枚で続けて取ることはできず、はいでいます。
少し考えればわかったはずなんです。
洗い張りした胴裏、ということで入手したら、
パーツが短かったのです。
…ええ。
普通、人間用の裏地は、胴裏と八掛に分かれてますよね。
SD用でも、きちんとそうしてられる方もいらっしゃいますが、
はぐのが嫌い(ずれやすいから…)なので、
高瀬は裏地の身頃は継ぎなしで作りたいのです。
仕方ない時は諦めますが。

しかし、この胴裏生地が、なんともまあ、気持ちよい生地で。
今回の日記の冒頭のような気持ちで、針を使う度、うっとりしてます。
こう、とろりと、もちもちっとしてて、たまらないです(笑)

うっとりしてばかりいずに、今夜中に裏地を縫ってしまう予定です。


「ん?まだ時間に余裕あるだろ?」

「今はね…」

「ああ。お裁縫の神様が逃亡しないうちにさっさと縫うってか?
あずみさんにしちゃ、勤勉だな」


「それもある。それもあるんだけど…」

「まだ後に『孔雀姫』があるから?
お襦袢も作ってくれる予定なのよね、今回は」


「それもある…」

「まだ他に何か?」

「帯とか小物が必要になるかもだから?」

「そ、それもある…(汗)」

「あと、なあに?」

「9月まで一週間を切りました…」

「うん。そうよね」

「9月、初っ端から。
私の萌え小説の新刊が一挙2冊刊行予定で…。
おそらく、3日は使い物にならないだろうと…」

「あずみさん、あたし、協力するね!」

「(薔子がなんの協力できるってんだ?)」

「あずみさんが集中して用意できるようにするから!
(あずみさん、絶対、発売日に買ってくるわ。
そしたら。
お誕生会まであたしが隠しておいてあげるの♪)」


「素直に喜べないのはどうしてなのかな…」


気が付きゃ、あんなに遠くに感じていた9月はもう目の前。
買っても、封印がベストだとは思うものの。
封印しておけるのか、自分…(滝汗)


2006/08/28 0:56

スタンドの悩みパート2。

シアンのスタンドは解決しました。
それには満足しています。
しかし、高瀬は肝心なことを忘れていたのです。
現在、薔子の使えるスタンドがありません…(滝汗)

過去、薔子のために高瀬は合計4ヶのサドルスタンドを購入しました。

「その数、普通じゃねーぞ。薔子一人にだろ?」

「まあねえ。
まず、旧タイプのサドルスタンド、全部が金属の。
これが2つ」

「なんでまた」

「旧スタンド1号が、ストッパーを換えてもずり落ちるようになったから。
で、旧の2号を購入したのね。
旧の1と2号のストッパーを何度破壊したか…」

「怪力?」

「ちがいます!ストッパーがやわなのっ!」

「で、次は?」

「旧タイプの重さに辟易していた私は、
新タイプ(土台が木製でスタンド部分がうねってるやつ)が発売されると、
嬉々として購入しました」

「軽いって言ってたよな」

「たしかに、旧タイプに比べて軽いのはいいの。
ただ、使い勝手は旧タイプが上だったのよ。
安定性とか、シルエットとか。
特に、薔子は着物が多いから、あまり向いてないというか」

「で、新型は使わなくなった、と」

「そうやって不便な日々を送っていたら、
ある時縁あって、「いい」と評判の個人ディーラーさんのスタンドを入手しました」

「その土台、今、シアンが使ってるよな」

「そうだよ(泣)
この期待の新人ですが。
それほど使わないうちに、肝心のサドル支え部分をこう、
ぽっきりと…(遠い目)」

「ただの棒になった、と」

「しくしく」

「でもさ。
そうなると、旧の2号と新タイプならあるってことじゃねーの?」


「旧2号のスタンド部分しか、現在見つかっていません。
しかも、さっきまたストッパー壊しちゃった…」

「……そこまでいくと、
薔子とスタンドは相性が悪いってことじゃね?」


「あたしが悪いんじゃないもん!」

「薔子に否はないわよ」

「あずみさんの扱いか」

「否定できないけど、その通りよ」

「薔子、おまえさ。
がんばって自立しろ。それしかねえだろ」


「お洋服の時だったら、ちょっとは自立できるけど、
お着物だと重心が変わって難しいの」


「着物だと自立の補助にロングブーツ履かせるわけにいかないしねえ」

「わかった。結論を言おう。
あずみさんは、とにかく、家探ししろ。
旧タイプの土台が出てきたら、スタンドはテープ巻きにしたら
なんとかなるだろうし、
新タイプも不具合はあっても使えるんだから」


「はい…」

「で、薔子は自立の練習だな。
針金のもう1本くらい、オレが入れてやるから」


「うんっ!あたしがんばります、コーチ!」

「誰がコーチだっ」


さっき、バレーボール見てたのね?


最近、撮影と言えば自宅撮影でごまかしていたため、
スタンドの必要性をころっと、忘れてました。
あとは里で撮影が比較的多いけど、
里なら、スタンド貸してもらえるしね。

で。
理性は義高の言う通りだとわかっちゃいるが。
我が家での探し物と薔子の自立は、
限りなく困難であったりするんです。
さて、どうなる?この顛末は?


2006/08/29 2:04

ゆうべもまた、日記の途中で椅子の上で果てました。
朝まで。
目が覚めたら、即行出勤でした。
目は充血してにごり、クマまで飼ってました。
やはり、きちんと横になって眠らなければ。


それはともかく、スタンド顛末でございます。
さて、高瀬はどうしたでしょう。

1、スタンドを発掘した。
2、薔子の自立加工をした。
3、ボークスに駆け込んで新タイプのスタンドを購入した。
4、その他。

「それは…。
1と2の合わせ技が理想だけど、あずみさんのことだからなあ…」


「答えは、4ね」

「その他って、なあに?」

「ええと、用意するものは、旧2号のスタンド部分。
そして、土台になりそうな板」

「は?」

「うん。いただきものの板があってね。
穴もあいてたんだけどそのままじゃ使えなかったのね。
前からの穴は木工用パテで埋めて、
別の場所に穴をあけて、スタンドをねじ込みました♪」

「それって、単なる力技…」


スタンドに合うナットがあればよかったんだけど、
そんなものはないから、
小さめに開けた穴にぐりぐりして。
けっこうしっかりはまりました。
取り外しもできます。
スタンドは、サージカルテープのミイラ状態。
なかなか良い結果になりました。

穴堀りは。
我が家には電動ルーターとかないんで、
すべて自力。
ピンバイスで穴あけて。
彫刻刃でぐりぐりと。
けっこう、楽しかったです(笑)


ところで。
答えは確かに「4」なのですが、
「3」も正解という状態でもあります。

薔子の白い靴をここしばらく発掘できずにいた高瀬は。
本日、会社帰りに大阪SRにダッシュ。
目的はシューズブティックの白い靴。
何度か購入しようと思い、
しかし結構いい値段だったので思い切れなかった靴です。
昨日、ボークスのWebサイト見たら、在庫があったので、
これならSRにもあるだろうと…。
ありました。
ついでに、義高用に半袖カットソー。
なんか野球のユニフォームっぽいやつです。
お誕生プレゼントにもなって、よかったこと。

「あずみさん…値段、また付いてる(汗)
735円。
薔子の靴が、5040円。
……まあ、いいけどな。
季節に合った服装させてくれるだけでも、
いい方だと思うし」


本当はシャツとパンツのセットにしようと思ってたんだけど、
似たようなパンツ、他にもあるし。とりあえず、まだ暑いし。
色があまり義高っぽくないんだけどね。
謙虚な義高くんには、そのうち何かやってくるさ。
いつか、きっと…(遠い目)


さてさて、天使のすみかからエスカレーターを降り、
ドールポイントに。
DD物とかもチェック。
最近、シェリーを逃したのをちょっと惜しいと思う高瀬です(苦笑)

で、そこで。
キューティーズの出した「60cmドール用金属製スタンド」
なるものを発見しました。
腰支えタイプの340g。軽い!
そして、税込み2940円。
軽さと値段に魅了された高瀬はレジに行って質問。
「SDに使えますか?」
「SDには使ったことがないんですが、たぶん大丈夫だと…」
絶対聞かれる質問なんだから、使ってみて欲しかったな。
でもまあ、高瀬も大丈夫そうと判断。
最悪、使えなくてもシアンに使えることは確実だし。
で、買ってまいりました。

結論として、SDには使用可能です。
ただ、薔子はあまり気に入らなかったようです。
薔子にはやはりサドルスタンドがいいな。
腰支えはどうも、帯や大きいリボン付きの服には厳しいみたいで。
薔子、たいていどっちかだし(笑)
まあ、うちにはよっしーもいるしね♪
これも誕生日プレゼントにしてあげようか(笑)

このスタンド、高瀬はボークスで購入しましたが、
キューティーズのサイト通販もできるようです。
気になる方はこちらへ。


お誕生会の案内、遅れてます(滝汗)
ちょっと連絡待ちです。
まあ、重陽香も遅れてますが(苦笑)

それでは、明日はお出かけなので、準備してきまーす。


2006/08/30 0:56



今日は、紗月ちゃん(@森崎さま)とデートです。
目的地は滋賀・長浜。
その顛末でございます。


まず、前夜。
日記を書いたらいい加減に眠くなった高瀬は、
連日の睡眠不足もあったので早め(既に遅いって…)に眠ろうと…。
待って。
眠るのは、薔子の支度が済んでから!
だって、時間かかるんだよね…。

正解でした。
思ってたところに長じゅばんが入ってなくて、発掘が必要でしたし。
発掘して、小物揃えて着付け。
…この時点で朝になってましたとさ。
支度しないで寝なくてよかったよ。


さて、目覚ましに容赦なく起こされたものの。
たかだか1時間半では充分なわけもなく。
そのまま椅子の上でうつら…。
と、さらに1時間半。
おおっと、大変です!
大急ぎで支度して飛び出しました。
自分の支度にかかる時間は、着物でも薔子の何分の一だか(苦笑)

なんとか、無事に京都駅にて森崎さんと合流です。
新快速にて、一路、長浜を目指します。


さて高瀬は、これまで長浜に行ったことはありませんでした。
行きたいとはずっと思ってたのですけれど、
米原より先、名古屋より手前。
案外、中途半端に遠いから。
新快速の所用時間は、京都からきっかり1時間。
案外、早いです。


長浜に着いたなら、駅に近いお店でお昼です。
ガイドブックでチェックしておいたのです。
お料理は美味しかったのですが、
テーブルに何故か複数の蟻さん(ちいさいの)が…。

本日の予定は。
長浜着→昼食→長浜鉄道スクエア→慶雲館→(舟板塀の道)
→開智学校→北国街道安藤家→舎那院→お茶
→黒壁スクエア散策→夕食→長浜発
というものでした。
湖沿いの豊公園(長浜城跡)や湖岸も撮影にはよさそうでしたが、
そのあたりは時間的に無理だろうと、ばっさり。


そうして、鉄道スクエアに着きました。
うん、いい感じに人も少ないです。
日本最古の現存駅舎の外観写真をぱちり、ぱちり。
中に入って、レトロな背景で、ぱちりぱちり。
あら、この階段、素敵ねえ。
後でここでも撮りましょう。
ん?記念写真スポットもいいわ。
あそこでも後で撮りましょうね…
とかのんびりやっていたら。

突如、子供多数の団体、襲撃。
いやいや、彼らはきっと、すぐに引き上げるさ。
少し待とう。
ところが。
第二陣、第三陣が押し寄せるではありませんか!
…普段、平日なら絶対人が少ないであろう場所に!

結局。
予定したスポットで撮影をしたら。
他のお客はすっかり退散した後。
我々の滞在時間、1時間…。


さて、お向かいの慶雲館に向かいます。
明治時代に天皇の迎賓館として建てられたというところです。
前庭から、いい感じ。
ぱちり。
中に入って、広間で奥庭を眺めてぱちりぱちり。
2階にあがって、ぱちりぱちり。
人も、後からは1人来ただけだったので、
のんびり撮影。
ついでに、着物からお着替えもして。
しかし、和風建築や和風の庭園には似合わなかったです。
そうして、ここでも、1時間おりました…。


おわかりでしょうか。
とてもでないですが、舎那院は無理です。
芙蓉の寺との別名に、シーズンもぴったりだったのに。
まあ、途中からそういう気はしてたので、
お着替えもさせたわけですが。


ぽつぽつ歩いて、中心街の方へ。
開智学校はお休みでした。
いいんだ。外観写真が撮りたかっただけだし。
安藤家は、まだ開いてるので、
先に黒壁スクエアに向かいました。
パンナコッタでティータイム。
おいしかった♪

さて、普通、黒壁スクエアと言えば。
ガラスとかオルゴールとかですよね、イメージするの。
しかし、我々が向かったのは、
海洋堂ミュージアム…のショップでした(爆)
ここの限定フィギュアが欲しかったんだもん♪
ついでに、SDにサイズぴったりな食品サンプル系のキーホルダーもGET。

ほくほくで外に出ると。
閉まってる!閉まってるよ、軒並みお店!
まだ6時前だって言うのにっ!
かろうじて開いてるお店を覗きながら、安藤家に戻ると。
安藤家も閉まってました…。
どうやら、閉館時間を見間違っていたようなんですね(滝汗)

まだ6時です。
そして、改めてガイドブックを見ると、
飲食関係のお店も、軒並み5時・6時閉店って、まじですか。
かろうじて開いてる店(3軒しかなかった)の中から
近江牛のステーキのお店を選びます。
町家改造したお店、というロケーションがいいかな、と。

すっかり寂しくなった道を辿って、目的の店に。
…なんだか、妙に洋風です。
それでも、入ったら、ちゃんとお座敷もありました。
しかし、メニューを開けたら
「焼肉…?」
ステーキのお店じゃなかったんですか…。
(お店の人曰く、お昼にはステーキやってるそうです)
なので、予想外の焼肉になりました。
いや、おいしかったですけどね。
そして、ちゃっかり撮影もした我々だったんですけどね(笑)

お店で電車の時間を調べてもらって、
それに合わせて店を出ました。
人はいないのに、何故か一部だけ電飾があったりする、
黒壁スクエアの夜は、少し、妙でした。

駅までは徒歩10分弱。
長浜の町って、案外コンパクト?
始発の新快速なので、人の少ない車両を選んで
車中撮影もしたり(苦笑)いたしました。

今回のタイムテーブル

11:30京都発→12:30長浜着→昼食(〜13:30)
→13:40鉄道スクエア(〜14:50)
→14:50慶雲館(〜16:10)→お茶(〜17:00)
→海洋堂ミュージアムショップ(〜17:40)
→18:30夕食(〜20:00)→20:43長浜発→21:43京都着

私たち、時間配分を間違ってましたか?
普通15分から30分で見るところに長居しすぎですか?
そもそも、日帰り計画が間違いですか?
それとも、出発を早朝にすべきでしたか?

疑問と心残りを抱えたまま、今回のお出かけは終了。
うん?楽しかったですよ。
充実してたし。
またいつかリベンジしてみたいですけどね。

ちなみに。
今回、薔子とちびーず同伴。
えみる、大活躍。
なんかね、鉄道とか乗り物、好きみたいだわ、この子。
せいらはまったく興味なさそうでしたが(笑)

薔子は、前半、絽の振袖、桔梗姫。
後半、白の重ね着ドレス。ふりふり。
ええと。
長浜の町は、どちらかと言うと、着物の方が似合いますね。
せっかくの「おとっとき」だったんだけどねえ、薔子?

しかし、薔子はご機嫌なのでした。
そして前日購入した靴は、片足4つのベルト付きで、
とても可愛いのですが、とても履かせるのが手間でした。
当分、履いたままでいてもらおうと思った高瀬なのでした。

森崎さま&紗月ちゃん、お疲れさまでした。
また遊んでね♪

あー…遊んでたらお裁縫、進んでないし(滝汗)


薔子のお誕生会
「薔薇の節句への招待」


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