仔猫の王国


「にゃーにゃーにゃーにゃー♪」

直立人型の猫たちが平和に暮らす王国。
王国には1匹の黒猫王子がおりました。
ある日、王子はこんな相談をうけました。

「我ら猫族の敬う眠りの女神ナーシャさまの巫女(化身)として生まれた娘が
異界に誤って出現されたようなのです。
巫女はまだ幼く、なんの力もお持ちでないので、
そのままでは危険です。

異界の住人となってしまわれているので、
無理やりこちらにお連れすると厄災がふりかかりますので、
ご自身で力を使えるくらいに成長されないと
こちらに戻っていただくこともできません。
その時まで巫女を保護する者が必要なのですが
一体誰を送ればよいでしょうか?」

「ナーシャさまの巫女が。
それは大変だ。
・・・王国には父王も兄達もいる。
身軽なオレなら問題ないだろう。
よし、その役目、オレが請け負おう」

・・・こうして、黒猫王子は、女神の巫女を探し始めました。
お供はペットのドラゴンのアゲイトです。
手がかりは少なく、困難を極めましたが
ついに高瀬家に拾われ鈴子と名づけられた巫女を見つけることができました。

女神の巫女は、庇護された環境で安楽に暮らしておりました。
拍子抜けした黒猫王子ではありましたが、
これからどんな危険が降りかかるやもしれぬ・・・と、
共に高瀬家に居座ることにいたしました。

「あら!黒猫が増えてる!
男の子だねー。
よっし、鈴子と一緒にうちで飼おう!
あんたの名前は義広ね♪」

「(なんだか適当というか、いい加減な女だな。
でもまあ、世話になってやるか)」


こうして、高瀬家には2匹の黒い仔猫が住んでいます。
2匹仲良く(?)今日もお昼寝を楽しんでいるのでありました(笑)

ま、こんな設定は、あってなきがごとしですので、どうぞ無視してやってください(笑)
(・・・なら、書くなよって?)


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