きまぐれドール日記 〜2010年春、弥生卯月〜 |
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4月26日〜30日 3月末日。 何故か勢いでドルパに商品委託をすることになった。 しかし花見を控えた時期。 まずは薔子に縫うのが優先というもの。 縫った、2枚。 で、ちいさい薔子こと蝶子にも縫わねばならない。 縫った、2枚。 横で牡丹が睨んでいる。 縫った、1枚。 珍しく野郎にも縫おうと思った。 縫った、2枚。 すっかり4月は半ばとなり、ようやく花見狂乱を終えて、 ようやく本腰を入れてお裁縫に励みだした。 時期が悪い、時期が。 4月末にもなろうこの頃、 ひたすら毎日お裁縫に明け暮れることになるのだが。 |
4月25日 この日も好天である。 我々は北野天満宮を目指す。 弘法さん同様、境内に露天が並ぶ。 こちらの方が私は慣れているし、規模が小さいのでみやすい。 と言っても、たっぷり4時間はうろついたのだが。 収穫は少なくとも楽しくてならない。 何せ、着物たっぷり、小物たっぷり。 あれこれ見てるだけでも楽しいのだもの。 悲しかったのは、立ち寄った時には名物の粟もちが売り切れていたことか。 カキ氷がしみるほど美味かった。 新緑を背景に、和装のショルくんと義彰。 この2人の着物はわしが縫った。 しかも2枚で所用日数は5日。 偉いぞ、私! 男の子の着物縫うの嫌いなくせに! (でも女の子の振袖縫うより手間はかからないんだな) |
4月21日 「あら、今日ってば、もしかして」 思い立ったが吉日。 弘法さんに行ってきた。 毎月21日には東寺の境内に露天が並ぶのだ。 ドールの着物材料目当て……のはずだったが、 それは八掛を着分手に入れたくらい。 古布はサイズと値段が折り合わなくて断念。 それでも、自分用の単衣着物1枚に、 念願のグッズなども入手してほくほく。 有料の境内にも入って、満開の八重桜と牡丹を楽しむ。 はい、蝶子同伴。 蝶子はこの日、境内でスケッチしていた外国のお姉さんと記念撮影までする。 こそこそしてたんだけどなあ。 しかし、着物着せてると日本人、外国人に限らずウケがいいわ。 さて、東寺を後にしようとして、うっかり出会って引き取ったものがある。 サクラビスクお買い上げ〜♪ そりゃ、いつかは欲しいと思ってたけどさ。 この子はまだ、お目見えできる状態ではないのでまた後日。 |
4月15日(木) HPを見ていたらたまらなくなり、 ほくほくを引きずって原谷に今年最後の花見に向かう。 ここも随分知られてしまって、すっかり穴場ではなくなってしまったが、 見る価値は絶対ある。 あいにくの天気で、小雨が降ったりやんだり。 しかも、寒いは寒いは寒いは! しかし、「ミニチュア着物展」の影響のまま縫い上げた新作着物を纏い、 この世の春を謳歌する蝶子であった。 紅枝垂はもちろん、山吹に御室桜、ミヤマツツジ、木瓜などが咲き誇り。 人間を視界フレームからはずしてトリミングして眺めるここは、 まさに桃源郷もかくやの別天地。 これほど天気が悪くなければ。 これほど寒くなければ。 それでもしっかりと、そう広くも無い園内を3時間余り堪能。 翌日、大雨。 よくぞ行っておいたものだと自分を褒めた。 ほくほくのショルくんと。 お茶道具持参してみた。 お茶の中身と3色団子はお湯まるで作ってみた。 (だからお団子が透明なのだよ) 急須と湯呑みは清水焼なんだ……。 お団子はショルくんにも気に入ってもらえたようだ。 ところでこの日我々は。 「美大生?」「劇団とか?」 ……どうしてそうなるのだろう。 まさか今更、学生とは(笑) しかし、爛漫の花の下でクトゥルーの話に花を咲かせるのは、 何か激しく間違っている気がする。 |
4月10日(土) ドールとは関係ないのだが、ドール友達に譲られたお芝居に行ってきた。 昼から始まって夜に終わるというその壮絶な観劇マラソンは。 蜷川演出の『ヘンリー六世』。 上演時間6時間、拘束時間8時間弱という……。 最初、寝ちゃったらどうしよう、とか危惧していたのだが (お高いクラシックバレエの公演で寝た過去あり……) とんでもない! 一瞬でも目が離せないの! 生の俳優の演技に圧倒されっぱなしだった。 あのシェイクスピアの長台詞が続くんだもん、すごいよ。 声が、劇場に響いて、胸をうつ。 終わってからも興奮がなかなかさめなくて大変だった。 余談。 第一部と第二部の間の大休憩に食事に行ったのだが。 3人連れなのに、運ばれてきたお茶が4つ。 私のバッグに入っていた蝶子の気配を察せられたのだろうか? |
4月9日(金) あまりにもタイトな日程だったので、とりあえず初日に駆け込んだ 「ミニチュア着物展」に。 写真撮影は禁止だし、ポストカードも図録もない、 教室のグループ展なのだが。 出品数が半端なかった。 確実に100点以上。 そして使われている古布の着物がものすごい。 材料費、10万越え推定がぞろぞろ。 一応、市松人形サイズには作ってあるのだが、 衣桁にかけて眺めるのが主眼なものだから、 流れるように柄が続くように作ってある。 上前重視のSD着物とはずいぶん違うな、と。 ともかく眼福であった。 |
4月7日(水) 本日も花見。 今日の目的は平安神宮の紅枝垂。 やや曇ってはいたが、心奪われるほど美しい。 本日のお供は蝶子。義彰もいたが、出番がなかった……。 花見の後は、細見美術館の展示を見る。 精巧で豪奢な雛道具は、細工のひとつひとつに感嘆の声が漏れるほど。 欲しい……。 |
4月6日(火) 花見。 京都市中、いたるところ桜満開で、ため息が出るほど美しい。 のだが、あえてチョイスしたのは大覚寺。 市中に比べると人が少なく、ゆっくりできるからね。 薔子の春の新作着物第二弾。 銘は「夜桜」。 買うだけ買って行方不明になっていた正絹はぎれ使用。 とにかく派手でよろしい。 自分でもよくがんばったと思うのは、この残りでこの日までに 蝶子にお揃いを縫ったことだ! えらい、自分! 本日の難点は。 美味しかったけど某料亭のお弁当、少なかったということ……。 |
4月3日(土) なぜか、里でアフターに並んでいた。 そして箱を手にしていた。 まあ、それはまた。 同行は蝶子と義彰。 蝶子の着物は自作が間に合わなかったので、 お迎え着物にしたほっぺこ堂さまのもの。 この2人のファッションだと上村くんの時のコピーが浮かぶ。 |
4月2日(金) お花見。 午前中は雨模様だったが、途中から晴れて、運の強さを証明する。 もっとも、雨が降っても大丈夫なお店で美味しく昼食をいただいたのだが。 個室だし、窓から桜が見えるし、穴場だし。 同行諸氏の着物姿も目に快い。 薔子の着物は、この日のために仕立てた新作。 子供の七つ参りの着物だったろうものを解いて作製。 おそらく絹交織だが、色目の鮮やかさが魅力。 銘を「桜晴れ」。祈りをこめてみた。 この日、デビューしたもの。 幼ののの蝶子とデジタル一眼のベル。 シャッター押す感触がたまらん〜! 場所を変えて撮影を。 また、撮影はできないながらも満開のソメイヨシノも満喫できた。 おおむね満足な花見であった。 |
3月28日(日) インテックス大阪での同人誌即売会の店番に行く。 会場でもせっせと作業を続け、 先方ジャンルに合わせてコスプレさせた義彰を同伴。 本人も気に入ったようでよし。 買い物は薔子のドレスと他ジャンル本でした。 |
3月27日(土) 第二回の花見(笑) 今回はまず、京都市立植物園。 ソメイヨシノは思ったほど咲いておらず、結局枝垂桜の下に陣取る。 お弁当のあと、少し撮影して里へ。 里は工房前の枝垂がまだまだ見ごろ。 ピンクのウィッグを購入したので試してみる。 これはこれで可愛い。 この日、幼SDの新入り、シンの義彰が始めてお目見えする。 薔子の着物は紫の正絹ちりめん。 実によい生地で、これで3枚作ったよ。 |
3月22日(月) 桜が開花してしまったのでじっとしておられず、 森崎さんと里に。 工房前の桃と枝垂桜がよい感じに咲いていました。 本日のテーマは「卒業式」。 だから振袖に袴。 ……だったのだが。 カメラを忘れるという大ポカをやらかす。 画像はもらってあるので、取り込んだら後日。 この着物と袴の配色組み合わせはベストだと思う!のに。 |
3月14日(日) 京都ドルパ。 いつものごとく『りぼんくらぶ』様のお手伝い。 ……なのだが、主が事情により欠席のため、店主代理。 それでも「主不在」イラストは書き下ろしだ! 独断と偏見で「和カフェ」テイストを目指す。 何せ手搬入だから、ディスプレイ小物を持っていても運べない。 だから預かったもの以外で持ち込んだのは非毛氈。 そしてモデル2人。 薔子と麻里愛ちゃん。 ふたりにはウールの着物を着せてみた。 薔子は最初から最後までお盆をしっかりキープ。 さすがだ……。 お店番の方は、遊びにきてくれたほくほくのおかげもあり、 ディーラースペースをほこほこ見て回ることもできたり。 終治まったりと過ごした。 一番人気は三色団子だったという。 |
3月3日 恒例の八雲家でのお雛祭りに参加。 美味しく食べて、まったり過ごす。 うちのお雛様はどうしたものだか。 薔子の着物は「百花姫」。 |