ＳＤ徒然日記
2002年1２月
2002/12/01 1:46
「すてき、すてき、あたしのドレス！！」
「もーっ、かわいいよ、薔子！！」
「わーい、ありがとう、あずみさん。
こんなのずっと、欲しかったの！」
「うん、うん。ドレスらしいドレス、
持ってなかったもんね」
「あ、ねえ、ねえ、義高くん、
どう？似合う？似合う？」
「・・・なにそれ」
「落札してもらった、あたしのドレスだよ♪」
「・・・どこ着てくんだ？」
「えっ？どこって・・・」
「おまえ、まさか、うちの中で着てる気か？」
「・・・・・・（うるっ）」
「よーしーたーかーっ！（怒）」
「ちょっ、オレは思ったこと言っただけで・・・」
「薔子に似合う、それで十分なのよっ！
・・・まさか義高、あんた、薔子に似合わないなんて、
思っちゃいないでしょうね！？」
「え、え、えーと」
「（うつむいて）・・・似合わない？」
「似合ってるよね！」
「う、うん・・・」
「ほーら、薔子、義高も似合うって言ってくれてるよ？」
「（上目遣いに）ほんとにそう思ってる？」
「えーっと、まあ、うん・・・」
「気持ちをもっと込めんかいっ」（ばしっ！）
「んなこと、言えるかよっ！」
「あ・・・」
「あ・・・」
「義高くんのばかーっ！」
（ぬいぐるみを投げつけて、泣きながら薔子、退場）
「義高！（怒）」
「どーしよ・・・」
「とっとと、慰めてこんかいっ！」（げしっ）
（蹴り飛ばされて、義高、退場）
えー、おかげさまで待望のドレスが到着です♪
もー、かわいいのなんのって！
レース使いの清楚なドレスなのに、
深い襟ぐりがなんとも・・・（笑）。
めちゃくちゃ、気に入ってます（笑）。
後日、改めてアップしますね！
うーん、『あらかると♪』向きかな？
義高には、
この手の台詞、「言いたかないだろうなー」
とか思いつつ（あんま、普通の男の子は言わんだろう。笑）、
言わせてみたいですね（悪趣味だなー。笑）。
さてさて、薔子姫のご機嫌やいかに！？
2002/12/02 2:22
「こら、進んでねーじゃん！」
「ちょっとは、やってるよ？」
「本読んでたよなー、さっき」
「（どきっ）えっとー・・・」
「明日（今日）また、買い忘れてた新刊本４〜５冊くらい、
買いに行くつもりみたいよ？」
「なにーっ！？状況、わかってんのか？」
「買うだけ買って、封印の予定、なんだけど・・・」
「無理！（キッパリ）」
「あたしもそう思う。だって、あずみさんのツボの作家のばっかりだもん」
「しかも。シリーズもんだろ？」
「うっ・・・。
あ、そう言えば義高。昨日、あれからどうした？」
「話題をそらすな、
思い出させるな！！」
「義高が思い出したくないの？
薔子に思い出させたくないの？」
「ノーコメント！」
「えっとねー」
「だーっ、薔子っ！」
「・・・わかった。なんとなく（笑）」
薔子のドレス画像を送った八雲さまより
＜椿姫みたい＞とのコメントをいただきました。
だから、ヴィオレッタ・ドレスと命名。
ヒロインの名前、確かこんなんだったハズ。
何せ、読んだの遠い昔だから（笑）。
2002/12/03 3:09
「義高、ちょっと、おいで」
「なに？オレを呼ぶのって、珍しい」
「これ見て」
「って、オークションじゃねーか！
こないだ、薔子の落札したとこだろ？
少しは控えろよ！」
「画像ちゃんと見る！」
「え・・・？あ？これ、オレの・・・？」
「うん。実は近頃。
＜義高くんがかわいそう＞という意見が
いくつか耳にはいってね」
「実際、オレかわいそうじゃん」
「自分で言うんじゃない！
あー、私の愛がぜんぜん、伝わってないし」
「あずみさんの愛！？（ずざざざっざーっ）」
「なぜ逃げる！」
「いや、そんな怖いもん、いらねーって」
「なんて失礼な！
この私の、海よりも深く、猫の額よりも狭い愛を
怖いだなんて！！！」
「・・・なんでそんなに狭いんだよ」
「実際、狭いんだからしょーがないでしょ？」
「いばるなって・・・」
「ま、それは置いといて。
とりあえず、義高への愛を形にしようと思ってさ」
「意味わかんねーし」
「だから、この服、落札するから（断言）」
「・・・それが、形？」
「金額、みてごらん」
「うわっ！！」
「野郎にかける金はない、ってのが本来、私のモットーなんだけどね」
「あずみさん、正気！？」
「さあ？でも、これはあんたのだと思うしさ」
「まあ、たしかに、オレ向きだよな」
「でしょ、でしょ？んじゃ、もうちょい
金額、上乗せしてくるから」
「なにーっ！？」
「だってさ。終了時間までに帰宅できるかわかんないんだもん」
「だからって・・・」
「じゃね！落札できたら、あんたのピンの写真、
撮りに行こうね！！」」
「って、あずみさん！！
・・・行っちゃったよ、あのひと。
オレ、あのひとの愛より、
待遇改善が欲しいかも・・・」
2002/12/03 23:23
「よっしゃ、ＧＥＴ−っ！」
「あ、落札、できたんだ」
「よかったー！あれ以上、値段釣り上がらなくて！！」
「あずみさん・・・」
「なに？薔子？」
「このあいだのあたしのドレスの３倍・・・（怒）！」
「あー・・・。うん。
でも薔子。薔子のは、うんと吟味して選んでるんだからね？」
「・・・３倍。あたし、そんな高いの持ってない」
「何言ってるの！
あんた用の着物にする古布があるでしょ！
あれなんか、表生地だけの値段よ？」
「まだ作ってくれてないじゃない」
「うっ・・・」
「ほんとは、一つ目を１０月のお着物にしてくれるんだったよね？」
「・・・はい」
「ＨＰのためにガマンしたんだから」
「もう１枚は、絶対、お正月にまにあわせるから、ね？」
「これ読んでるひとみんな、証人だから」
「・・・ドルパ終わるまで待ってて」
「ドルパでも、いっぱい買ってよね！」
「うーん、がんばるから」
「いっそ、よそのお着物、買ってもらっちゃおっかなー
もちろん、正絹の大振袖よ！」
「・・・やめて。高いから」
「シルクのドレスでも許したげるよ？」
「・・・薔子（泣）」
「ばっかだなー、自分が薔子、甘やかすから」
「むっ、あんただって、甘やかしてるわよ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・でさ、ドルパの、どうなってんの？」
「ずるい」
「ほら、ちゃっちゃとする！」
「えーと、１作目の正絹小紋大振袖は、たぶん、
明日にはできるかと・・・」
「長じゅばんと帯も作るんだろ？」
「・・・うん。全部でしあさってくらいまでには」
「そうしないと、２作目、まにあわねーし」
「・・・だね。
あと。ＰＣ不調のため、『冬狐堂』さまの
ドルパ出品作の画像、
お預かりすることになりました。
トップページからリンクしますんで、
ご覧ください！」
「うちのも、並べられたらいいのにな」
「うっうっ・・・今日は二人して私をいじめるんだから（泣）」
「ま、たまには（笑）」
「当然の報いよね」
「あーっ、薔子ちゃーん！！」
2002/12/05 3:14
「義高ー、聞いてよ」
「なに？」
「お着物、一応、できたんで、薔子にサイズみてもらおうとしたら・・・」
「あたしのじゃないから、イヤ」
「みーみー（泣）」
「あーもーっ。・・・。
薔子、あのな。
あずみさんの作った着物だ。つまり、ヘタ。
売れるとはかぎらないし、
売れなきゃ、おまえのになるだろ？」
「そっか！そうよね。
あたしのお着物になる可能性、高いわよねー」
「もともと、ディーラー参加だって、
あのひと、＜売る＞ことにはこだわってないし。
自分が買い物したいってのが本音だろ？」
「そう。ＧＷのときも、八雲さまのとこで
１セット委託して、遊びに行ってたら売れてたんで、
かえって驚いてたもんね」
「ま、安い値段設定だから、ってのもあったんだろうけど、
今度は一緒にやるとこがふたつとも本格派嗜好だし、
本気で着物欲しいひとは、そっちしか見ないだろうし。
あずみさん、オレの言ってること、まちがってる？」
「・・・まちがってない。
うちのコンセプトは、
『安くて、いちおう着物の形してて、写真に撮ったらそれなりには見える』
ってやつだから。
腕に自信がないし、あんまり売れそうもないし。
でも、参加するんなら、売り物ないのもまずいしさ。
あ、機嫌なおったんなら、帯の相談にのってよ」
「これ？」
「うん。どう？」
「・・・地味」
「そ、そうかな・・・」
「ほら、もっと派手なのあったでしょ？」
「あれのこと？ちょっと待ってて（がさがさ）。
・・・これ？」
「そうそう！ぜったい、こっちがいい！」
「じゃ、そうしよっか。
これなら、両端の始末だけでもいいしね」
「うん！あたしのお着物セットー♪」
「・・・いちおう、売れる可能性も皆無じゃないって、
わかってんのかしら？うー、不安」
「じゃ、とりあえず、数作れば？」
「簡単に言うなっ！」
・・・というわけで、なんとか１組目はできそうです。
長じゅばんができたら、画像アップするかもです。
2002/12/06 3:11
「日記、書くの忘れてたー。ははは」
「今日、頭の中で、何度かシミュレーションしてたもんね」
「うん。ほっといたら、これはヤバイだろう、ってのもあったね」
「どんなの？」
「ひみつ」
「で、今日のノルマ、できてないみたいだけど？」
「不思議なのよね。けっこう、真面目に作業してたのに」
「とろいだけだろ（バッサリ）」
「うっ。・・・最近、義高が冷たい」
「オレは１月も前から忠告してたしな」
「ほらほら、あんたの服、入金してきたんだよ」
「オレ、薔子じゃないから、モノにはつられないから」
「あー、あんなこと言ってる！
でも、義高くんだって、あたしの機嫌、
モノでつろうとしたじゃない。
いいわ。いらないんなら、新しい服、
あたしが着るもん！」
「ちょっと待て！なんでそうなるんだ！？」
・・・長じゅばん、難航中です。
ほんと、今日は、比較的真面目に作業してたんですが。
この分だと明日いっぱいかかりそう・・・。
2002/12/07 4:17
「い、今までかかって、ようやく長じゅばん、完成です・・・」
「でもまだ、半襟ついてないのよね」
「うっうっ（泣）」
「あずみさんって、ほんと、
長じゅばん作るの、嫌いよねー」
「だって、お着物作る方が面白いもん」
「下手なクセに」
「うっ・・・」
「また新しい反物、買ってるし」
「ほー・・・」
「あ、あ、それはね・・・」
「あたしの？あたしの？」
「うん。１枚は確実に」
「・・・って、ほんといつ作る気だ？」
「いっぱい、あるよねー、作る予定の布」
「２組目、無理じゃねーの？」
「自分でもうすうす、そう思ってる・・・。
でも、作りたいのはあるのよ？」
「時間が絶対的に足りねーな」
「そうね。ほかに、あれとか、あれとか、
しなきゃならないこともあるし」
「とにかく、あがくだけはあがいてみるわ」
「そりゃ、当然だよな。お客さんに失礼だし」
「でも、そろそろ、お店のレイアウトの準備もしなきゃよ？」
「あと、あずみさんの着物も」
「・・・時間、欲しいよー」
・・・てなわけで。１組目は、なんとか。
いろいろ不満もあるんだけど、それはもう、
しかたないんで、とりあえず、がんばります・・・。
2002/12/08 0:09
「で。このひと、何やってんの？」
「ドルパの準備だって」
「出品作じゃなくて？」
「２作目間に合わない可能性高いから、
それなら展示を先になんとかしなきゃ、ですって」
「どういう思考回路してんだか」
「両立は無理、って判断したみたい。
あがきはするみたいだけど」
「とか言いつつ、
『写真の森』のトップページ、変更してたよな」
「前から気になってたみたい。
月ごとのトップページが
見るひとに煩わしいんじゃないかって」
「だからって、この時期にやらなくても・・・」
「それは、ほら、あれよ。
テスト前に部屋の掃除したりするのといっしょ！」
「まったく・・・。
そう言えば、今日、へんなこと言ってたな」
「なに？」
「オレと薔子がさ、理性と本能みたいだって」
「にゃ？」
「本能の方が強いってのもそのまんまって。
あ、『本能』ってより『煩悩』かもって」
「むーっ。
あたしたちって、結局、あずみさんの鏡だもん。
あたしのせいじゃないもん！」
「まあそうなんだけど、それ聞いててさ」
「うん？」
「オレの役割って、しみじみ損だなあって。
あずみさんに『小姑』と言われ、
ゆんなさまに『世話女房』と言われ・・・」
「義高くん、かわいそう・・・」
「いや、そう同情されてもな・・・」
「同情されるの、いや？」
「男のプライドってもんがさ」
「？よくわかんないけど、
男の子もたいへんなのね。がんばってね？」
「・・・そういう反応もなんか悲しい
（少しは、振り回してる自覚持ってくれ・・・）」
2002/12/09 1:57
「いつのまにやら、２０００ＨＩＴでーす！」
「はえーっ」
「だよねー。２０００ＨＩＴは、かつぶしさま。
・・・おいしそう。みゃお♪」
「こらこら」
「お嬢様は麗梨花（りりか）ちゃんって、おっしゃるの。
ドルパでお会いできたらなんぱするの♪」
「ま、がんばれ」
「義高くんは、お友達、欲しくないの？」
「欲しいような、欲しくないような」
「？」
「・・・振り回されんの、おまえひとりで手一杯だし」
「もーっ。あたしは別に、義高くんを
振り回そうなんて思ってないもん！」
「はいはい」
「うーっっ」
「薔子、ようやく、着物モデルしてくれてうれしいわ」
「そう？（もう機嫌が直ってる・・・）
いつもあたしが着てるのとは、タイプがちがうのね」
「反物が先にあったからね。
薔子が着ると、思ってたよりずっと良くみえるわねー」
「うふふ」
「ちょっと、お姉さんかな？」
「こういうのも、たまにはいいわね！」
「さ、値段いくら付けるんだ？」
「まだちゃんと決めてないけど、６０００円前後になると思う」
「画像、アップする？」
「今日は無理よ。
ドルパまでにしたいなあ」
「あ、ドルパといえば。
あたしたち、前日の１４日に、あずみさんのお仕事帰りに上京して、
１６日に帰宅するので、何か連絡あれば、１３日までにお願いします。
ＢＢＳもお返事は１４・１５の分ができません。
もちろん日記もお休みです」
「ご了承ください」
「あ、それから。
あずみさんの憧れの漫画家さん、
野妻 まゆ美先生のところとリンクさせていただきました！」
「あずみさん、ものすごく、浮かれてたよな」
「うん。まだ戻ってないみたいよ（笑）」
「はやく、作業に戻れよ」
2002/12/10 2:04
「手がかじかむー」
「暖房ないもんね」
「深夜に活動するからだろ？」
「そんなこと言っても、今やらにゃ」
「で、これ、オレのなの？」
「そう。展示するならやっぱり、
お手製のもの着せたいし、
呉服屋連合なら、あんたひとり洋服ってわけにもいかんでしょ？」
「で、着流しなんだ？」
「いずれは羽織も作って、アンサンブルにしたいね」
「いつになるんだか・・・」
「そして、さらに将来には、紋付だねー」
「かっこいい！」
「腕もないくせに」
「腕はないよ？でも問題は、男の子モノが
ちっとも作ってて楽しくないの」
「・・・・・・」
「で、モノは相談なんだけど、
時間ないし、長じゅばん省略ね」
「・・・・・・」
「義高？」
「本読んで、買ってきた服を薔子に着せる時間はあるんだな？」
「だって、だって。茅田先生の新刊なんだもん！」
「あずみさんねー、銀ねずみさんのファンなのねー」
「そう。理想の花嫁なの」
「・・・あずみさんが嫁もらってどーすんの」
「男の子なんだよ？」
「家事万能でねー、『いつでも嫁に来い！』ってキャラなの」
「人は自分にないものを求めるっていうけど・・・」
花嫁募集中です（笑）。
当方、おもいっきり甲斐性なしですが（笑）。
ＢＢＳにも書きましたが、
ドルパでは、撮影コーナーに徹しようかな、と（笑）。
ＳＤ少女に限り、トップで薔子の着てる着物のレンタルも
予定しています。
ご同伴のお嬢様方、お待ちしてまーす！
2002/12/11 4:29
「わーっ、すっごいお買い物！」
「・・・・・・」
「いちおうボーナス出たからって、ちょっとは控えろよ」
「えー、ドルパの準備とか、クリスマスの準備とかあるんだもん」
「・・・関係ないもんも、あるみたいだけど？」
「それは・・・少しは・・・（汗）」
「この箱、なーに？」
「きみたちのティーセットさ」
「え？あー、ピーターラビット！」
「また、薔子にしか似合わないようなものを・・・」
「だって、サイズがすてきなんだもん。
八雲さまとこのフッチェンロイターみたいな本格的なのが欲しかったけど、
薔子にこのセット、似合いそうでしょ？
なんといっても、ウェッジウッドだし♪」
（チャイルド９ピースセット。早い話が＜おままごとセット＞か）
「あずみさん、洋陶、好きよね。
１客ずつティーカップいろんなとこの、集めてるし」
「最近はさっぱりさ。
最後に買ったのって、１年前のスージー･クーパーかな？」
「アウガルテンとロイヤル･ドルトン、割っちゃったんだよね？」
「アウガルテンは悲しかったよ、ほんと」
「んなもん、普段使いにしてるからだろ」
「仕舞いっぱなしももったいないじゃない。
使うためにあるんだよ？」
「それで、これからはもう買わないの？」
「しばらく無理。海外も永らく行ってないし。
（たぶんもうパスポート切れてるし）。
でもそう。いつかは、
ロイヤルコペンハーゲンの『フローラダニカ』
（１客１０万かるーく越します）をっ」
「それって、あたしたちのサイズもあるの？」
「・・・デンマークの至宝だよ、薔子」
「にゃ？作ってもらえないの？」
「それはさすがに・・・（汗）」
「あー、これが、義高くんの服ね！」
「すっごい、丁寧に作ってあるんだよ」
「その姿勢、みならえ」
「はーい」
「うふふ。あたしもわざわざお着替えして撮ったのよ♪」
「ま、義高のピンは、後日ねー」
「・・・・・・」
2002/12/12 1:50
「さむいー！ねむいー！うごけないー！」
「うわっ、この期に及んでまだそんなことを！」
「すること一杯あるのよ？でもほんと、もうダメ。
・・・てわけで、お風呂入ってくるわ」
「はあ？」
「全身をあっためるにはお風呂よ！」
「・・・湯船で寝るなよ」
「うっ」（←常習犯）
「あたしもー」
「一緒に入れたらいいのにねー」
ＳＤと湯船につかる・・・。
ぜったい無理なのにしてみたい（笑）。
せめて風呂場に連れ込みたい（笑）。
2002/12/13 3:17
すみません。
今日、寝込んでました。
荷造り大ピンチです・・・。
明朝の完全復活を祈っててください・・・。
日記も忘れてました・・・。
とにかく寝ます。
2002/12/14 3:24
「ふっかーつ！」
「人騒がせなやつ」
「心配しちゃった」
「薔子の添い寝がきいたかなー」
「ほんと？」
「んなわけねえだろ」
「気は心って言うでしょ」
「ね、ところで、このお買い物、ドルパ用？」
「うんにゃ。これはね。
実は１０ヶ月ぶりの私の服！」
「あたしのじゃないのか・・・」
「それは、ちょーっと無理ねえ」
「でもまだ、用意、できてないんでしょ？」
「あんまりね。忘れ物がないようにだけはしたいんだけど」
「よし、オレがチェックしてやるから、とっとと寝ろ！」
「あたしも手伝うー」
・・・お騒がせしました。もう大丈夫みたいです。
かなり眠いですが、用意しないわけには参りませんしね。
義高の言うとおり、さっさと片付けたいです。
がんばるぞー！
ドルパに行かれる方、ぜひ、お声かけてくださいね！
ドルパに参加できなかった方、２日ほどネットおちします。
レポート、お待ちくださいね！
では、いってきまーす！
2002/12/17 2:44
んとね。日記、３日分なのね。
あたしがレポート（？）するの。
１２月１４日
ドルパ前日。
あたしたち、あずみさんのお仕事が終わるの、
会社のロッカーで待ってたの。
会社を出て、JR六地蔵駅に着いたのが１９時３０分。
さあ、京都駅に行きましょう、ちょうど快速も来たわ。
・・・なのに。
「人身事故の現場検証のため、列車の運行を見合わせます」
まってーっ！何も今日、飛び込まなくてもいいのにー！
あずみさん、どうする？
「・・・タクシーで京都駅まで行くよ！」
えっ、えっ、高いよ？
「今夜中に東京に着かなきゃでしょ。
時が金で買えるんなら、買おうじゃないの！」
・・・おっとこらしー（笑）
それで、駅からタクシーに乗ったの。
改札で、今日中に小田原に帰らなきゃならないおじさんが、
タクシー代はどこが出すのか、って駅員さんに食ってかかってたけど
「言い争ってる間にどんどん時間過ぎるのにね」
・・・もしかして、あずみさん、キレてる？
京都駅に着いたのが２０時をまわってたわ。
お弁当買って、２０時２３分発のひかり号に乗ったの。
今日も睡眠不足だから、
あずみさん、寝ちゃうかと思ったのに、何してるの？
「あんたの足袋のスナップ付けと、
名刺のカラーコピーを切ってるの」
ふうん。とっても内職っぽいね。
東京駅に着いて京葉線へ。ホームまで遠いのよね。
電車は２３時３０分発。
新木場駅でりんかい線へ。
「・・・・・・」
あずみさん、どうしたの？
「最終だよ、電車」
え？新幹線もう１本遅れてたら、ここからタクシーだったの？
「そう。・・・まにあって、よかった」
ほんとよね。
２３時５８分発のに乗って、駅に着いたら、日付が替わってたわ。
それから、チェックインして、先に届いてた荷物も引き取って。
八雲さまと柿さまのお部屋を訪ねたら、
八雲さまはもうお休みだったの。
明日（？）の打ち合わせして、コンビに寄ってお部屋に戻って。
あれ？まだ寝ないの？
前のドルパの時もそうだったんだけど、
たぶん、遠足前みたいなのね。
自分ちじゃ撮れないから、夜景をバックにお写真撮ったり、
あたしの帯締めと帯揚げの色を決めたり、
お着物出したり。
・・・やっぱり、４時を過ぎてたわ。
大丈夫かしら？
１２月１５日 ドルパ当日。
やっぱり、大丈夫じゃないーっ！
しっかりお寝坊・・・。
八雲さまたちとのお約束は８時３０分なのに、
「８時、だねえ・・・」
それから、あずみさんは、着物着て、お化粧して。
荷物詰めて・・・。
会場に入れたのは９時３０分でした・・・。
大慌てでブースの設営。
それから、まず義高くんのお着替え。
義高くんはこの日、『鹿火屋さま』の男袴のモデルさんも兼ねてたから。
それから、あたし。
・・・間に合わなかったわよ、もちろん。
気がついたら、カウントダウン終わって開場してるし。
しかも、焦ってパニックしてて、最初の１時間くらいは大変だったの。
あたしと義高くんは、ずーっと、ブースでお仕事したの。
あずみさんは『鹿火屋』さまと１時間交代で、
お買い物とかも行ってたけど。
行く度にお土産増えてたから、ゆるしたげる（笑）。
冬狐堂、鹿火屋＆八坂猫にお越しいただいた皆様、
ありがとうございました！
おともだちにもいっぱい会えて嬉しかったわ。
でも。
ディーラー席にいると、お写真撮れないものなのね・・・。
なんぱ計画失敗なの。
あ、ごめんなさい。このつづきはまたあした・・・。
2002/12/17 22:15
１２月１５日 ドルパ当日（つづき）
ごめんなさい。あしたにさせてね。
文章浮かびません。
疲れてるのかなあ？
2002/12/19 3:15
１２月１５日（ほんとにつづき）
ドルパのあいだって、ほんとに、おとつい書いたくらいしか
書きようがないのよね・・・。
ナンパの最大の失敗は、
ブースのバックが大きすぎたこと。
ＢＢＳにも書いたけど、
以前、露天で手に入れた＜タオルかけ＞（高さ６０センチちょい）を
プラスティックの台（高さ１５センチ）に乗せて、
もう締められなくなった古い帯（生地が弱くて手で裂けるの・・・）を
かけたのね。金屏風のかわりにしようと思って。
・・・後ろから、なにも見えません（汗）。
ＳＤの身長で考えてたからなの。
しかも。あたしたち、座ってたから、
そんなに高くなくてもよかったのよね。
あずみさん、『鹿火屋』さまのブースから、
ずっと、覗き込むかっこうだったの。
３ディーラーでテーブル２つとってて、
遅刻してかけつけたら、真ん中の場所を空けられてたのね。
それはいいんだけど。
写真を撮るためには、通路に出なきゃ撮れないのよ・・・。
荷物が少なければ、テーブルの下をくぐってたわ・・・。
で、「女の子のバックにはお花がいるわ！」
って、牡丹の造花を用意していったんだけど。
全部は使えませんでした。１／３くらいかな？
少しは華やかになったかもしれないけど、
あんなに苦労しておうちまで持って帰ったのにね。
『八坂猫』ブース全体には、
赤いウールの布を掛けました。
実は、あずみさんのストールなの（笑）。
でも、いっつも背景や敷物に使われてるわ。
名前は「毛氈」。そのまんま（笑）。
で、あたしたち、お着物で、
おまけに獅子頭を用意していたので、
「・・・お正月？」
なディスプレイになりました。
せめてあれを見て、
「やっぱり、お正月にはうちの子にも
着物を着せなくては！」
と思ってくださった方がいればいいんだけど・・・。
さて。動物連合のような呉服屋連合ですが。
現地集合、現地解散でした。
同じ関西なのにね（笑）。
八雲さまは、お仕事の都合上、即行で飛行場へ。
お友達と約束のあった柿さまは、お出かけに。
鹿火屋さまは、新幹線でお帰りに。
あずみさんは、あたしたちを連れて、
ひとりホテルに戻って。
戦利品のディーラーさまのお名前を確かめて、
お値段を書き出して。
そして・・・。
爆睡してしまいました！！なんと５時間！
帰ってこられた柿さまとお話して、
荷物整理して、また爆睡でした（笑）。
まあ、ちょこっとだけあたしたちのお着替えもしたけど、
「クリスマス会のお楽しみにおいておこうね」
って、着せてもらえないのもあったわ。
あたしの戦利品！
お姫様ドレス １
ドレスセット １
ワンピース ４
ドレスコート １
アーミーセーラーセット １
Ｔシャツ １
ハンティング １
ウールのアンサンブル着物 １
義高くんの戦利品！
迷彩コンビネゾン １
（でも、女前の合わせなので、あたしのになるかも？）
ジャージ＆ジーンズセット １
Ｔシャツ １
ハンティング １
袴 １（モデルをした『鹿火屋』さまの）
１２月１６日
今日は・・・
「ロイエンタールの命日よっ！」
はい？それなに？
んとね。
ゆっくり荷造りして。１０時にホテルをチェックアウト。
柿さまと、朝ごはんしてから、
銀座の天使のすみかに行きました。
新宿より見やすいお店の気がしました。
でも、やっぱり大阪の広さに慣れてるから、
どこのお店も狭い気がするのよね・・・。
買いたいものがなかったので、近くでお昼にして。
有楽町駅で柿さまとわかれて。
秋葉ＳＲに行ったの。
お目当てはお宝クラブ・・・だったんだけど、
ＳＤ関係はあんまりなくって残念だったわ。
アルバムを見て、その時着てたドレスに合わせて
ブーツを買ってもらったくらい？
秋葉は暑かったです。
喫茶店で涼んで（？）から、東京駅へ。
ほんとは、鹿火屋さまおすすめの
お人形のイベントにいきたかったんだけど。
秋葉からどうやって移動していいかわからなかったの。
わかんないわよ、京都のあたしたちには。
お土産買って、お弁当買って。
あずみさん、新幹線はずーっと、寝てた。
で、これで無事に帰れたかと思ったら。
気がついたら京都過ぎてたのーっ（爆）！
よかったわ。新大阪で。
快速で京都にもどって。雨でびっくりしたわ。
ちまっと駅でいろいろして。
それからおうちに帰りました。
・・・あとはご存知の通り、
あっちこっちにお礼の書き込みしてたわね。
あと、落札もできてたし♪
そうして、ドルパ８は終わりました。
だって。会場で
「うちにつくまでがドルパです」
って言ってたもん。
あのね。
会いたいと思ってたお友達に会えて、
プレゼントももらったり、
いっぱい「かわいい」って言ってもらえたし、
お洋服は増えたし、
とっても素敵なドルパでした。
そろそろ、あずみさんを
許してあげてもいいかなー（笑）。
薔子でした！
関係ないお話。
少女漫画雑誌『花とゆめ』に連載中の
日高万里さんの「ひつじの涙」を読んでいて。
「神崎少年って、うちの義高と（義高のモデルじゃなく）似てるかも・・・」
ルックスでなく中身が。
あ、ちょっとそう思っただけです（笑）。
もし読んでる方がいらしたら、
照らし合わせてみるのも一興かもです。
（心配性で面倒見がよくて、お母さんで（笑）、
ツッコミ役でやられキャラで墓穴掘りで、
女の子に振り回されてるとこがーほぼヒロイン談）
2002/12/21 2:37
疲れ目がMAXなので、
書きたいこといろいろあるけど、
また明日にさせてください・・・。
ごめんなさい。
2002/12/22 2:59
寝ます（笑）。
ドルパの前夜と、ドルパ２ページアップしました。
2002/12/23 3:24
日記と、写真のアップは同時には無理みたい。
アフタードルパ「宴のあと」と
「姫君たちのクリスマス」、アップ。
とろとろしてたら、
八雲さまに先に更新されちゃった・・・。
2002/12/24 1:46
「なんか、いろいろごまかされてきたけど、
結局、ツリー飾ってくれてない・・・。
もうイヴだよー」
「まあまあ。
八雲さまとことか、京都駅とか、
うちのより立派なツリーのとこで撮ったじゃない」
「おうちでもしてほしかったの！」
「うん、わかってたけど、無理だったの
（にっこり）」
「むーっ、あずみさんのうそつきーっ！」
「さ、イヴよね。
薔子、クリスマス・プレゼントだよー」
「わーいっ！なにかな？
おっきな箱ねえ！」
「（しめしめ）どうかな？」
「わあっ、ドレス！きれい！」
「＜ホワイト・クリスマス＞っていうんだよ、そのドレス。
『しあわせなクリスマスがすごせますように』って、
製作者さまからのメッセージ。
どう？しあわせにすごせそう？」
「うん！
ね、着てもいい？」
「もちろん。明日帰ってからじゃ遅いから、
今から着て欲しかったのよ」
「このあいだの椿姫ドレスや、ドルパのお姫様ドレスより、
少し普通なのかしら？」
「どっちかというとピンハ系だね」
「でも、負けないくらいのヴォリュームね！
うれしい、うれしい！」
「やっぱり、ピンハ系もおさえときたかったしねー。
文句なしに似合うわ。うっとりよ」
「すてき、すてき！！！
あ、でも・・・。
こんなにヴォリュームあったら、いつものソファに
座れないかも・・・」
「うっ、そこは・・・
義高にフォローしてもらうということで」
「やっと、オレの名前が。
で、オレのは？」
「あ、義高くん」
「（にっこり）ないの」
「はあっ？」
「さあ、一緒にケーキを食べよう！」
「わーい！」
「・・・理不尽」
「ごめん。でもさ、あんた、クリスマス用の
ファー付きコートとかいらんでしょう」
「んなものは着ない！」
「でしょ。王子様服も・・・」
「ふつーでいいんだよ！」
「それが難しいんだってば。
とりあえず、ニットの手袋と、お菓子入りのブーツと、
ブック型のチョコレートは用意してるから」
「も、いいよ・・・」
「運がよければ明日なんか探しとくね」
「ねえ、ケーキまだ？」
明日、間に合えば、大阪天すみかな？
我が家の恒例行事のため、
明日は帰宅が深夜になるので、
更新は難しいかもです。
ほんとは、薔子連れて写真撮りたいとこだけど、
知り合いが多すぎて、さすがにできません。
うちは、カトリックなので、２５日の０時から教会なの。
でもきっと、
「ここで薔子の写真撮りたいーっ！」
とか思ってるんだろうなあ。
ばちあたりめ（笑）。
それではみなさま、
よいクリスマスをお過ごしください。
「メリー・クリスマス！」
2002/12/26 1:47
んとね。
クリスマス・イヴは、大阪天すみ、
間に合わなかったから、本社SRに行ったの。
あずみさん、義高くんのプレゼント買ってたわ。
深夜に帰宅して、
お写真だけ撮ったの。
だってね。
あたしのドレスはクリスマスにどーしても、
アップしなきゃならなかったの。
＜ホワイト・クリスマス＞だもん（笑）
で、トップ画像を変えるので精一杯だったみたい。
これが、プレゼント着用したあたしたちです。
「うっわー、不釣合い！」
「・・・言いたいことは、それだけかっ（怒）」
クリスマスの当日は、
あずみさん、お休みで、
本当は、北野天満宮の「終い天神」に行く予定だったんだけど
（あたしの「散歩」を兼ねるはずだったし）
お天気は悪いし、
あずみさん、風邪ひいちゃったし、
予定変更。
大阪の本町、船場センタービルに行きました。
あたしは、お出かけの用意をしてたので、
おねだりして、一緒に連れて行ってもらったのよ。
出る機会、なかったけど・・・。
久しぶりに入荷してた、ミニチャイナ、
買ってもらっちゃった♪
あとは、お着物作るのに必要なもの、
買ってたみたい。
ところが。
このあたりで、あずみさん、お熱になったみたいで、
喫茶店で休憩。
さすがに、もう帰るのかな？
って思ったんだけど。
どーして、天すみにいくのかしら（笑）。
シューズブティックで、
チャイナサンダルと、ピンクのウィッグを
買ってもらいました。
ちょうど、ミニチャイナ買ったとこだし。
おうちに帰ってから、
ウィッグを試したんだけど、
お着物には合わないみたい・・・。
でも、とっても可愛いのよ！
あたしは、黒以外にも、
ウィッグ持ってるんだけど、
あたしじゃないみたいになるから、
あまり写真を撮りません。
いつか、ウィッグ７変化でもしようかな（笑）。
さあ、あずみさん、寝かしてくるね！
おやすみなさい。
2002/12/28 1:18
「薔子ちゃん♪
お年賀状用のお着物、赤姫じゃ、ダメ？」
「やだっ」
「そんな、間髪入れずに答えんでも・・・」
「だって、去年と一緒なんだもん」
「でもね、あたしゃマジ風邪なんだよ・・・。
（２５日の晩から２６日の晩まで、３８度下がんなくて、
２６日、会社、早退しました・・・笑えん。
今もまだ不調。ごはんの味がよくわからん・・・）」
「それは分ってるのよ、
でもね、でもね・・・」
「まあ、薔子の気持ちも分るのさ。
なんたって、私の分身だしねえ・・・（しみじみ）」
「だからって、無理しすぎんなよ」
「はっ、お母さん！」
「誰がだっ（怒）！
薔子も、あんまり無茶言うんじゃない」
「でもでも・・・（うるうる）」
「あー、薔子、ぎりぎりまで粘るからさ
（どうせ、毎年年賀状は大晦日か元旦に出すし・・・
←こういう最低な奴です。
でも大晦日まで仕事だしさ・・・）。
義高、あと頼む。おやすみー」
「えっ、あっ、ちょっとまてーっ！？」
「（しくしく）」
「はあっ・・・。
まあ、慣れたけどさ。
（ちょっと悲しいぞ・・・。
でも、普段なら、薔子ほっとかないひとだし）
薔子、ほら、
正月になにして遊ぶか考えような」
「お正月・・・！？」
「そう。何したい？」
「んっとね、百人一首」
「バカヤロウ！オレができねーよっ！」
「にゃ？あずみさんちの定番の遊びだよ？
じゃ、あたしが教えたげるから、
義高くんも覚えよう？
わーい、それじゃさっそく！
あたし、札取ってくるね！」
「・・・なんか、やっぱり、オレって可哀想かも」
百人一首、好きです。
意外に遊んでくれる人少ないんですが
（遊んでくれる八雲さまにはいつも
負けてるんですが。笑）
さあ、義高にも覚えてもらおう（笑）。
あー、SDサイズの百人一首欲しいな・・・。
2002/12/28 23:27
「あずみさーん、義高くん、ちっとも
百人一首覚えてくれないの！」
「昨日の今日で覚えられるかよっ！」
「そりゃ、そうよね。
でも、やっぱり義高にも覚えて欲しいのよねー」
「ねー」
「・・・・・・」
「よし。じゃ、好きな顔の歌人のを覚えたら？」
「オレ、平安美人の趣味、ねえよ」
「いや、まあ、たしかに（笑）。
じゃ、一番、笑える顔の歌人を・・・」
「みんな」
「・・・・・・。
じゃ、名前でどうだっ！」
「ややこしい名前ばっか」
「・・・蝉丸は？」
「あ、それなら覚えられそう」
「琵琶の名手だったそうよ」
「あずみさん、どうやって覚えたんだ？」
「んー、はじめて覚えたのは小学校１年で」
「はやっ」
「でもないの（笑）。担任の先生がね、
自分の好きな歌って、教えてくれたの。
だから。たぶん同窓生は、みんな、それ取れるの（笑）」
「それ以外は？」
「小学生の間は、家族でやっててなんとなく。
中学生くらいから、好きな人とか、好きな歌を覚えたね」
「好きな・・・って」
「あずみさんは、崇徳院さまが好きなのよね」
「・・・さま付け？」
「いーでしょっ。好きなんだもん」
「なにしたひと？」
「保元の乱・・・あー、とりあえず、『雨月物語』でも読んで（笑）」
「・・・やっぱ、いい」
「恨みの末に魔王宣言しちゃった方なのに・・・」
「あずみさんの趣味って・・・」
「近所に縁の場所もあるのよ？
今度一緒に散歩に行こう？」
崇徳院さま、好きです。歌も好き。
高瀬の瀬は、ここからも来てたりします。
あとは、小野篁さまと、みっちゃん（菅原道真公・・・）。
「流刑されたひとが好きなの？」
ちがう（笑）。たまたま。
「で、薔子は、何が好きなんだ？」
「きれいなお歌。
あとお姫さまの」
「さっ、義高もがんばろう！」
「・・・・・・」