あらかると　２

土曜日の午後編

		土曜日の午後、 お気に入りのベンチで、 お気に入りの詩集を持って。
		図書館の空気も好きだけど、 たまにはこうして、 風を　光を　緑を感じながら 過ごしてみたいの・・・。
		リルケやハイネの 甘い言葉に陶然となり、 ポーを読んでは、 アナベル・リーに憧れる・・・。
		ロマンティックな詩がすき。 ドラマティックなお話がすき。 あまいロマンスはもっとすき。 夢は乙女の主食なの。
アナベル・リーなんかになられた日にゃ、泣き暮らすのは私だよ、薔子・・・。 しかし、薔子の読む本、検閲しそう（笑）。 間違っても、私みたいに中学生で澁澤龍彦なんか、読んじゃいかん！（笑） 足穂もダメ（笑）。同人なんかは、許しません！（笑）

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